動脈硬化性発症リスク予測ツール
2021年、 後述の久山町研究をもとに、 日本人の動脈硬化性心疾患の10年リスクを予測する新しいツールとして開発された¹⁾。
本邦の動脈硬化性疾患予防ガイドラインにおける脂質管理目標設定のためのツールとして、 従来は吹田スコアが用いられていたが、 2022年版より新たに本スコアの一部改変版が採用されている²⁾ (🔢こちら)。
1961年から久山町の40歳以上の住人を対象に行われている前向きコホート研究。 追跡率は99%以上と精度を維持しやすい環境で行われている。
以上の8項目に対してそれぞれ重みづけを行い点数化する。
久山町研究において10年以内に動脈硬化性心血管疾患 (冠動脈疾患とアテローム血栓性脳梗塞) 発症確率が2%未満を低リスク、 2%以上10%未満を中リスク、 10%以上を高リスクと設定しており、 その値を採用している。
久山町研究の対象者が40歳以上のため、 このスコアは40歳未満に使うことができない。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版で用いる久山町スコアはオリジナルとは異なる。 オリジナルのスコアにある糖尿病とCKDは、 ガイドライン上では存在するだけで高リスク病態と判断するため項目が外れた。また運動習慣の項目は日常の診療で聴取できない可能性があるのでガイドラインでは使用しない。
🔢 吹田CVDスコア
最終更新日:2022年12月5日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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本邦の動脈硬化性疾患予防ガイドラインにおける脂質管理目標設定のためのツールとして、 従来は吹田スコアが用いられていたが、 2022年版より新たに本スコアの一部改変版が採用されている²⁾ (🔢こちら)。
1961年から久山町の40歳以上の住人を対象に行われている前向きコホート研究。 追跡率は99%以上と精度を維持しやすい環境で行われている。
以上の8項目に対してそれぞれ重みづけを行い点数化する。
久山町研究において10年以内に動脈硬化性心血管疾患 (冠動脈疾患とアテローム血栓性脳梗塞) 発症確率が2%未満を低リスク、 2%以上10%未満を中リスク、 10%以上を高リスクと設定しており、 その値を採用している。
久山町研究の対象者が40歳以上のため、 このスコアは40歳未満に使うことができない。
動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版で用いる久山町スコアはオリジナルとは異なる。 オリジナルのスコアにある糖尿病とCKDは、 ガイドライン上では存在するだけで高リスク病態と判断するため項目が外れた。また運動習慣の項目は日常の診療で聴取できない可能性があるのでガイドラインでは使用しない。
🔢 吹田CVDスコア
最終更新日:2022年12月5日
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