嚥下内視鏡所見のスコア評価基準
兵頭らにより2010年に作成された嚥下内視鏡所見のスコア評価基準である¹⁾。 外来でも施行可能な評価基準であることが特徴である。
下記4項目をそれぞれ0(正常)、 1(軽度障害)、 2(中等度障害)、 3(高度障害)点で評価し、 その合計点により算出される。
また、下記のような解釈もある³⁾。
兵頭スコアがピューレ食を摂取できるかどうかの評価が可能か研究が行われた。 178名の患者が研究に参加し、 平均年齢83歳であった。 参加者の71%が観察期間中にピューレ状の食事を摂取できた。 ROC分析により、 ピューレ状の食事を摂取できるスコアのカットオフ値が7であり、 感度は0.98、 特異性は0.91であった³⁾。
嚥下内視鏡検査では咽頭期の嚥下動態を詳細に観察できないため、 必要に応じて嚥下造影検査を実施することが望ましい⁴⁾。
1)兵頭 政光 他. 嚥下内視鏡検査におけるスコア評価基準 (試案) の作成とその臨床的意義. 日耳鼻 113 : 670-678, 2010.
2) 福田 篤 他. 嚥下内視鏡検査スコア評価による急性期入院患者の経口摂取状況の予測. 日耳鼻 117: 1087-1092, 2014.
最終更新日 : 2024年3月4日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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兵頭らにより2010年に作成された嚥下内視鏡所見のスコア評価基準である¹⁾。 外来でも施行可能な評価基準であることが特徴である。
下記4項目をそれぞれ0(正常)、 1(軽度障害)、 2(中等度障害)、 3(高度障害)点で評価し、 その合計点により算出される。
また、下記のような解釈もある³⁾。
兵頭スコアがピューレ食を摂取できるかどうかの評価が可能か研究が行われた。 178名の患者が研究に参加し、 平均年齢83歳であった。 参加者の71%が観察期間中にピューレ状の食事を摂取できた。 ROC分析により、 ピューレ状の食事を摂取できるスコアのカットオフ値が7であり、 感度は0.98、 特異性は0.91であった³⁾。
嚥下内視鏡検査では咽頭期の嚥下動態を詳細に観察できないため、 必要に応じて嚥下造影検査を実施することが望ましい⁴⁾。
1)兵頭 政光 他. 嚥下内視鏡検査におけるスコア評価基準 (試案) の作成とその臨床的意義. 日耳鼻 113 : 670-678, 2010.
2) 福田 篤 他. 嚥下内視鏡検査スコア評価による急性期入院患者の経口摂取状況の予測. 日耳鼻 117: 1087-1092, 2014.
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