日本産科婦人科学会らの新診断基準 (2024年6月改訂)
2024年6月に、 日本産婦人科・新生児血液学会ワーキンググループと日本産科婦人科学会周産期委員会の合同委員会によって報告された新しい産科DIC診断基準である¹⁾。 2022年6月に公表された「暫定版産科DIC診断基準²⁾」 を経ての本公開となった²⁾。
止血困難な分娩後異常出血の産褥婦に対して、 基礎疾患、 凝固検査、 線溶系検査の値を用い、 8点以上をDICと診断する¹⁾。 「産科危機的出血への対応指針 (最新版) 」 と併せて利用することを目的に作成されている。
▼基礎疾患・病態
▼凝固系検査 (フィブリノゲン)
▼線溶系検査 (FDPまたはD-dimer [μg/mL])
非凝固性分娩後異常出血について、 日本産婦人科・新生児血液学会ホームページでは以下のように定義されている¹⁾。
分娩後異常出血のうち、 出血に凝血塊を伴わないものを指す。 膿盆などの容器に集めて凝血塊 (血餅) が形成しないことを確認することが望ましい ( 「サラサラ」 や 「シャバシャバ」 の状態)。
従来の産科DICスコアは、 検査結果がなくとも治療を開始できることが強みであったが、 計算は煩雑であった。 血液検査が速やかにできる施設が増えていることから、 背景疾患に加えて採血項目を採点基準とした新たな産科DICスコアが開発された。 なお、 2022年に公表された暫定版産科DIC診断基準²⁾からは、 凝固系検査 (フィブリノゲン) の項目で若干の変更があった。
出典
最終更新日 : 2025年4月14日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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止血困難な分娩後異常出血の産褥婦に対して、 基礎疾患、 凝固検査、 線溶系検査の値を用い、 8点以上をDICと診断する¹⁾。 「産科危機的出血への対応指針 (最新版) 」 と併せて利用することを目的に作成されている。
▼基礎疾患・病態
▼凝固系検査 (フィブリノゲン)
▼線溶系検査 (FDPまたはD-dimer [μg/mL])
非凝固性分娩後異常出血について、 日本産婦人科・新生児血液学会ホームページでは以下のように定義されている¹⁾。
分娩後異常出血のうち、 出血に凝血塊を伴わないものを指す。 膿盆などの容器に集めて凝血塊 (血餅) が形成しないことを確認することが望ましい ( 「サラサラ」 や 「シャバシャバ」 の状態)。
従来の産科DICスコアは、 検査結果がなくとも治療を開始できることが強みであったが、 計算は煩雑であった。 血液検査が速やかにできる施設が増えていることから、 背景疾患に加えて採血項目を採点基準とした新たな産科DICスコアが開発された。 なお、 2022年に公表された暫定版産科DIC診断基準²⁾からは、 凝固系検査 (フィブリノゲン) の項目で若干の変更があった。
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最終更新日 : 2025年4月14日
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