喘息とCOPDのオーバーラップ
Asthma-COPD overlap (ACO) とは、 喘息とCOPDの両方の特徴を有する病態である。 ACOの重症度については喘息とCOPD両方の重症度を取り入れる方法で評価する。
すなわち『喘息予防・管理ガイドライン2021』で示される重症度分類 (軽症間欠型、 軽症持続型、 中等症持続型、 重症持続型、 最重症持続型) と『COPD (慢性閉塞性肺疾患) 診断と治療のためのガイドライン 第6版』で示される病期分類 (I期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期) から、 ACOの重症度をグレード1~4に分ける。 その際、 病期が一致しない場合はより重症度の高い方を採用する。
その後第2版では増悪と症状を重視したタイプ分類 (1A, 1B, 2A, 2B, 3, 4) も提唱された。 これは、 COPD 視点からのACOにおけるICS、 そして喘息視点からの気管支拡張薬 (主にLAMA) の使用改善を念頭に置いた分類である。
▼ mMRC 0–1 / CAT < 10 (症状軽度)
▼ mMRC ≧ 2 / CAT ≧ 10 (症状重度)
▼mMRC 0–1 / CAT < 10 (症状軽度)
▼mMRC ≧ 2 / CAT ≧ 10 (症状重度)
▼COPD重症度によらず
軽症間欠型~軽症持続型
中等症持続型以上
適応がある場合に検討 (特にダニアレルギーによる鼻炎併存例など)
吸入SABD (短時間作用型気管支拡張薬) を頓用 (※6)
日本呼吸器学会 喘息とCOPDのオーバーラップ診断と治療の手引き 第2版作成委員会. 喘息とCOPDのオーバーラップ (Asthma and COPD Overlap : ACO) 診断と治療の手引き第2版をもとに監修医作図
最終更新 : 2025年4月30日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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Asthma-COPD overlap (ACO) とは、 喘息とCOPDの両方の特徴を有する病態である。 ACOの重症度については喘息とCOPD両方の重症度を取り入れる方法で評価する。
すなわち『喘息予防・管理ガイドライン2021』で示される重症度分類 (軽症間欠型、 軽症持続型、 中等症持続型、 重症持続型、 最重症持続型) と『COPD (慢性閉塞性肺疾患) 診断と治療のためのガイドライン 第6版』で示される病期分類 (I期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期) から、 ACOの重症度をグレード1~4に分ける。 その際、 病期が一致しない場合はより重症度の高い方を採用する。
その後第2版では増悪と症状を重視したタイプ分類 (1A, 1B, 2A, 2B, 3, 4) も提唱された。 これは、 COPD 視点からのACOにおけるICS、 そして喘息視点からの気管支拡張薬 (主にLAMA) の使用改善を念頭に置いた分類である。
▼ mMRC 0–1 / CAT < 10 (症状軽度)
▼ mMRC ≧ 2 / CAT ≧ 10 (症状重度)
▼mMRC 0–1 / CAT < 10 (症状軽度)
▼mMRC ≧ 2 / CAT ≧ 10 (症状重度)
▼COPD重症度によらず
軽症間欠型~軽症持続型
中等症持続型以上
適応がある場合に検討 (特にダニアレルギーによる鼻炎併存例など)
吸入SABD (短時間作用型気管支拡張薬) を頓用 (※6)
日本呼吸器学会 喘息とCOPDのオーバーラップ診断と治療の手引き 第2版作成委員会. 喘息とCOPDのオーバーラップ (Asthma and COPD Overlap : ACO) 診断と治療の手引き第2版をもとに監修医作図
最終更新 : 2025年4月30日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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