脂質管理目標値と10年以内の冠動脈疾患の発症率
日本人の予後予測に最適化させた冠動脈疾患リスクスコアである。 その他、 主に欧米で用いられている10年間冠動脈疾患リスクスコアとしてフラミンガムリスクスコア (FRS)などが知られている。
<追記>
本邦の動脈硬化性疾患予防ガイドラインにおける脂質管理目標設定のためのツールとして、 従来は本スコアが用いられていたが、 2022年版より新たに🔢久山町スコアが採用されている。
以上の8項目に対してそれぞれ重みづけを行い点数化する.
≦ 35 :< 1% (~1.0%) 中央値 0.5%
36~40:1% (1.3~1.9%) 中央値 1.6%
41~45:2% (2.1~3.1%) 中央値 2.6%
46~50:3% (3.4~5.0%) 中央値 4.2%
51~55:5% (5.0~8.1%) 中央値 6.6%
56~60:9% (8.9~13.0%) 中央値 11.0%
61~65:14% (14.0~20.6%) 中央値 17.3%
66~70:22% (22.4~26.7%) 中央値 24.6%
≧ 71 :>28% (28.1%~) 中央値 28.1%~
≦ 40点:低リスク
LDL<160、 Non-HDL<190、 TG<150、 HDL≧40
41~55点:中リスク
LDL<140、 Non-HDL<170、 TG<150、 HDL≧40
≧ 56点 :高リスク
LDL<120、 Non-HDL<150、 TG<150、 HDL≧40
冠動脈疾患の既往
LDL<100、 Non-HDL<130、 TG<150、 HDL≧40.
*冠動脈疾患のリスクは禁煙後1年でほぼ半減し、禁煙15年で非喫煙者のリスクとほぼ同等になる.
**高血圧治療中の場合は、非治療者の血圧と同じであっても冠動脈疾患のリスクは高いことを念頭に置いて評価しなければならない.
本スコアはオリジナルの評価項目ではなく、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版に用いられている評価項目であることに注意.
最終更新日:2024年8月6日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
日本人の予後予測に最適化させた冠動脈疾患リスクスコアである。 その他、 主に欧米で用いられている10年間冠動脈疾患リスクスコアとしてフラミンガムリスクスコア (FRS)などが知られている。
<追記>
本邦の動脈硬化性疾患予防ガイドラインにおける脂質管理目標設定のためのツールとして、 従来は本スコアが用いられていたが、 2022年版より新たに🔢久山町スコアが採用されている。
以上の8項目に対してそれぞれ重みづけを行い点数化する.
≦ 35 :< 1% (~1.0%) 中央値 0.5%
36~40:1% (1.3~1.9%) 中央値 1.6%
41~45:2% (2.1~3.1%) 中央値 2.6%
46~50:3% (3.4~5.0%) 中央値 4.2%
51~55:5% (5.0~8.1%) 中央値 6.6%
56~60:9% (8.9~13.0%) 中央値 11.0%
61~65:14% (14.0~20.6%) 中央値 17.3%
66~70:22% (22.4~26.7%) 中央値 24.6%
≧ 71 :>28% (28.1%~) 中央値 28.1%~
≦ 40点:低リスク
LDL<160、 Non-HDL<190、 TG<150、 HDL≧40
41~55点:中リスク
LDL<140、 Non-HDL<170、 TG<150、 HDL≧40
≧ 56点 :高リスク
LDL<120、 Non-HDL<150、 TG<150、 HDL≧40
冠動脈疾患の既往
LDL<100、 Non-HDL<130、 TG<150、 HDL≧40.
*冠動脈疾患のリスクは禁煙後1年でほぼ半減し、禁煙15年で非喫煙者のリスクとほぼ同等になる.
**高血圧治療中の場合は、非治療者の血圧と同じであっても冠動脈疾患のリスクは高いことを念頭に置いて評価しなければならない.
本スコアはオリジナルの評価項目ではなく、動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版に用いられている評価項目であることに注意.
最終更新日:2024年8月6日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
あなたは医師もしくは医療関係者ですか?
HOKUTOへようこそ。当サイトでは、医師の方を対象に株式会社HOKUTOの臨床支援コンテンツを提供しています。