ステロイド切替時の用量換算
ステロイドの概算等力価、 糖質 (抗炎症) 作用、 鉱質 (Na貯留) 作用は以下のとおり¹⁾。 近年の総説²⁾では、 長時間作用型であるデキサメタゾンおよびベタメタゾンの力価は、 プレドニゾロンの約10倍と記載されている。

ステロイドは生物学的利用率が高いため、 経口投与と注射投与のいずれに切り替える場合も、 用量調整は不要である。
プレドニゾンは最も広く使用される全身性コルチコステロイドで、 鉱質活性に対して糖質活性が高く、 抗炎症・免疫抑制目的で用いられる。 メチルプレドニゾロンはプレドニゾロン類似だが鉱質活性がさらに低く、 水分貯留が望ましくない場合に適する。
デキサメタゾンは鉱質活性が最小限で、 プレドニゾロンより力価が高く作用時間も長い。 長期投与ではHPA軸 (視床下部‐下垂体‐副腎軸) 抑制をきたすため、 重症急性期の短期使用に限られる。 作用時間が長く、 隔日投与には不向きである。
コルチゾンおよびヒドロコルチゾンは最も力価が低く、 糖質・鉱質両活性を有するため副腎不全で好まれる。 フルドロコルチゾンは鉱質活性が強く、 アジソン病や先天性副腎過形成 (塩喪失型) のアルドステロン補充に用いられる。
最終更新 : 2025年10月31日
監修医師 : HOKUTO編集部医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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ステロイドは生物学的利用率が高いため、 経口投与と注射投与のいずれに切り替える場合も、 用量調整は不要である。
プレドニゾンは最も広く使用される全身性コルチコステロイドで、 鉱質活性に対して糖質活性が高く、 抗炎症・免疫抑制目的で用いられる。 メチルプレドニゾロンはプレドニゾロン類似だが鉱質活性がさらに低く、 水分貯留が望ましくない場合に適する。
デキサメタゾンは鉱質活性が最小限で、 プレドニゾロンより力価が高く作用時間も長い。 長期投与ではHPA軸 (視床下部‐下垂体‐副腎軸) 抑制をきたすため、 重症急性期の短期使用に限られる。 作用時間が長く、 隔日投与には不向きである。
コルチゾンおよびヒドロコルチゾンは最も力価が低く、 糖質・鉱質両活性を有するため副腎不全で好まれる。 フルドロコルチゾンは鉱質活性が強く、 アジソン病や先天性副腎過形成 (塩喪失型) のアルドステロン補充に用いられる。
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