びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の修正国際予後指標
Revised International Prognostic Index (R-IPI) はDLBCLの予後を予測するツールである。 2007年に、 Sehnらを中心とした研究グループによりR-CHOPを受けるDLBCL患者群の予後をより的確に予測することを目的に🔢IPIのリスク分類が改訂された¹⁾。
予後因子の項目は従来のIPIと同様である。 IPIは4つに、 R-IPIは3つのリスクグループに分類される。
- 年齢:61 歳以上
- 血清LDH:正常上限を超える
- Performance Status:2~4
- 病期:Ⅲ~Ⅳ期
- 節外病変数:2つ以上
▼予後因子数とR-IPIリスクグループ
0 個 :非常に良好 (very good)
1~2個:良好 (good)
3~5個:不良 (poor)
▼予後因子数とIPIリスクグループ
0~1個:低リスク (Low)
2 個 :低中間リスク (Low-Intermediate)
3 個 :高中間リスク (High-Intermediate )
4~5個:高リスク (High risk)
R-IPIは、 Sehn氏らが行った研究により、 予後の予測能力が示された¹⁾。R-CHOP治療を受けた全生存患者の追跡期間中央値は33ヵ月で、 R-IPIによる上記3分類の予後群が明確に識別された。
R-IPIは、DLBCLの予後を予測するためのツールの一つであるが、個々の患者に対する治療計画や決定を完全に置き換えるものではない。 なお、 「造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版」 では、 🔢IPIの記載のみで、 本ツールの利用推奨に関わる記載はない²⁾。
🔢 IPI
🔢 R-IPI
🔢 年齢調整IPI
🔢 CNS-IPI
🔢 NCCN-IPI
2) 日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023
最終更新日:2023年12月2日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
Revised International Prognostic Index (R-IPI) はDLBCLの予後を予測するツールである。 2007年に、 Sehnらを中心とした研究グループによりR-CHOPを受けるDLBCL患者群の予後をより的確に予測することを目的に🔢IPIのリスク分類が改訂された¹⁾。
予後因子の項目は従来のIPIと同様である。 IPIは4つに、 R-IPIは3つのリスクグループに分類される。
- 年齢:61 歳以上
- 血清LDH:正常上限を超える
- Performance Status:2~4
- 病期:Ⅲ~Ⅳ期
- 節外病変数:2つ以上
▼予後因子数とR-IPIリスクグループ
0 個 :非常に良好 (very good)
1~2個:良好 (good)
3~5個:不良 (poor)
▼予後因子数とIPIリスクグループ
0~1個:低リスク (Low)
2 個 :低中間リスク (Low-Intermediate)
3 個 :高中間リスク (High-Intermediate )
4~5個:高リスク (High risk)
R-IPIは、 Sehn氏らが行った研究により、 予後の予測能力が示された¹⁾。R-CHOP治療を受けた全生存患者の追跡期間中央値は33ヵ月で、 R-IPIによる上記3分類の予後群が明確に識別された。
R-IPIは、DLBCLの予後を予測するためのツールの一つであるが、個々の患者に対する治療計画や決定を完全に置き換えるものではない。 なお、 「造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版」 では、 🔢IPIの記載のみで、 本ツールの利用推奨に関わる記載はない²⁾。
🔢 IPI
🔢 R-IPI
🔢 年齢調整IPI
🔢 CNS-IPI
🔢 NCCN-IPI
2) 日本血液学会. 造血器腫瘍診療ガイドライン2023年版. 金原出版. 2023
最終更新日:2023年12月2日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
あなたは医師もしくは医療関係者ですか?
HOKUTOへようこそ。当サイトでは、医師の方を対象に株式会社HOKUTOの臨床支援コンテンツを提供しています。