鎮静患者の疼痛評価ツール
Behavioral pain scaleの略で、 2001年にJean-Francois Payenらによって開発された。 主にICUにおいて鎮静された成人患者の痛みを評価するためのスコアである¹⁾。
以下の合計点で計算される。 合計スコアが高いほど、 痛みの強さが高いと判断される。
BPSの妥当性と信頼性について、 Payenらの研究では、 30名の人工呼吸管理中のICU患者を対象に評価が行われた。 BPSは、 非侵襲的 (着圧ストッキングの装着、 中心静脈カテーテルのドレッシング交換) および侵襲的 (気管内吸引、 体位変換) なケア手技の両方において有意に異なるスコアを示した (p<0.01)。 また、 観察者間の一致率は高く (r²=0.71)、 臨床現場での有用性が示唆された¹⁾。
BPSは、 重度の鎮静下にある患者を対象としているため、 軽度の鎮静や覚醒している患者には適さない可能性がある¹⁾。
最終更新日 : 2025年1月22日
監修医師 : 聖路加国際病院 救急科 清水真人
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
Behavioral pain scaleの略で、 2001年にJean-Francois Payenらによって開発された。 主にICUにおいて鎮静された成人患者の痛みを評価するためのスコアである¹⁾。
以下の合計点で計算される。 合計スコアが高いほど、 痛みの強さが高いと判断される。
BPSの妥当性と信頼性について、 Payenらの研究では、 30名の人工呼吸管理中のICU患者を対象に評価が行われた。 BPSは、 非侵襲的 (着圧ストッキングの装着、 中心静脈カテーテルのドレッシング交換) および侵襲的 (気管内吸引、 体位変換) なケア手技の両方において有意に異なるスコアを示した (p<0.01)。 また、 観察者間の一致率は高く (r²=0.71)、 臨床現場での有用性が示唆された¹⁾。
BPSは、 重度の鎮静下にある患者を対象としているため、 軽度の鎮静や覚醒している患者には適さない可能性がある¹⁾。
最終更新日 : 2025年1月22日
監修医師 : 聖路加国際病院 救急科 清水真人
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
あなたは医師もしくは医療関係者ですか?
HOKUTOへようこそ。当サイトでは、医師の方を対象に株式会社HOKUTOの臨床支援コンテンツを提供しています。