随時尿検体を用いた推定方法
田中の式は、 随時尿検体を用いて24時間のNa排泄量 (≒1日食塩摂取量) を推定する方法である。 高血圧患者の食塩摂取量評価や減塩指導に利用される。
24時間尿Cre排泄量 (mg/日)
= [体重 (Kg) × 14.89] + [身長 (cm) × 16.14] - (年齢 × 2.043) - 2244.45
24時間尿Na排泄量 (mEq/日) (🔢本ツール)
= 21.98 × [随時尿Na (mEq/L) ÷ 随時尿Cre (mg/dL) ÷ 10 × 24時間尿Cre排泄量] ^ 0.392
推定一日食塩摂取量 (g/日) (🔢計算する)
= 24時間尿Na ÷ 17
田中の式は、2002年に報告されたオリジナルの文献である田中らの研究¹⁾に基づいている。
その後、国内外で検証が行われており、川崎法²⁾やINTERSULT formula³⁾など他の随時尿を用いた計算式と比較されている。
日本人の食事摂取基準2020年版 (厚生労働省) では、 成人目標量: 男性7.5g未満、 女性6.5g未満。
高血圧治療ガイドライン2019 (日本高血圧学会) では、 高血圧患者の目標値: 6g未満とされる。
田中法は、随時尿検体を使用でき簡易的に使用できるが Cr排泄量予測値に男女差が含まれていなかったり、 川崎法のように随時尿の採取タイミング (起床後2回目など) が指定されておらず、 誤差が大きいとされる⁴⁾。
その他の報告でも、 個人の塩分摂取量評価には向いていないとされているため⁵⁾、誤差の出る可能性を考慮して使用することが望ましい。
最終更新日:2023年4月9日
監修・作図:HOKUTO編集部専門医
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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24時間尿Cre排泄量 (mg/日)
= [体重 (Kg) × 14.89] + [身長 (cm) × 16.14] - (年齢 × 2.043) - 2244.45
24時間尿Na排泄量 (mEq/日) (🔢本ツール)
= 21.98 × [随時尿Na (mEq/L) ÷ 随時尿Cre (mg/dL) ÷ 10 × 24時間尿Cre排泄量] ^ 0.392
推定一日食塩摂取量 (g/日) (🔢計算する)
= 24時間尿Na ÷ 17
田中の式は、2002年に報告されたオリジナルの文献である田中らの研究¹⁾に基づいている。
その後、国内外で検証が行われており、川崎法²⁾やINTERSULT formula³⁾など他の随時尿を用いた計算式と比較されている。
日本人の食事摂取基準2020年版 (厚生労働省) では、 成人目標量: 男性7.5g未満、 女性6.5g未満。
高血圧治療ガイドライン2019 (日本高血圧学会) では、 高血圧患者の目標値: 6g未満とされる。
田中法は、随時尿検体を使用でき簡易的に使用できるが Cr排泄量予測値に男女差が含まれていなかったり、 川崎法のように随時尿の採取タイミング (起床後2回目など) が指定されておらず、 誤差が大きいとされる⁴⁾。
その他の報告でも、 個人の塩分摂取量評価には向いていないとされているため⁵⁾、誤差の出る可能性を考慮して使用することが望ましい。
最終更新日:2023年4月9日
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