潰瘍性大腸炎 診断基準・治療指針 令和3年度改訂版より
A.臨床症状、 B.画像所見、 C.生検組織学的検査の3つのカテゴリーから判断する潰瘍性大腸炎の診断基準である。
「潰瘍性大腸炎・クローン病. 診断基準・治療指針. 令和3年度 改訂版」に記載される注意点は以下の通りである。
細菌性赤痢、 クロストリディオイデス・ディフィシル腸炎、 アメーバ性大腸炎、 サルモネラ腸炎、 カンピロバクタ腸炎、 大腸結核、 クラミジア腸炎などの感染性腸炎が主体で、 その他にクローン病、 放射線大腸炎、 薬剤性大腸炎、 リンパ濾胞増殖症、 虚血性大腸炎、 腸管型ベーチェット病など
所見が軽度で診断が確実でないものは 「疑診」 として取り扱い、 後日再燃時などに明確な所見が得られた時に本症と 「確診」 する。
クローン病と潰瘍性大腸炎の鑑別困難例に対しては経過観察を行う。その際、 内視鏡や生検所見を含めた臨床像で確定診断が得られない症例はinflammatory bowel disease unclassified (IBDU) とする。また、 切除術後標本の病理組織学的な検索を行っても確定診断が得られない症例はindeterminate colitis (IC)とする。経過観察により、 いずれかの疾患のより特徴的な所見が出現する場合がある。
家族性地中海熱では潰瘍性大腸炎に類似した大腸病変を認めることがあり、 臨床経過などを考慮し、 鑑別を要する場合がある。
最終更新:2022年8月1日
監修医師:HOKUTO編集部医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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A.臨床症状、 B.画像所見、 C.生検組織学的検査の3つのカテゴリーから判断する潰瘍性大腸炎の診断基準である。
「潰瘍性大腸炎・クローン病. 診断基準・治療指針. 令和3年度 改訂版」に記載される注意点は以下の通りである。
細菌性赤痢、 クロストリディオイデス・ディフィシル腸炎、 アメーバ性大腸炎、 サルモネラ腸炎、 カンピロバクタ腸炎、 大腸結核、 クラミジア腸炎などの感染性腸炎が主体で、 その他にクローン病、 放射線大腸炎、 薬剤性大腸炎、 リンパ濾胞増殖症、 虚血性大腸炎、 腸管型ベーチェット病など
所見が軽度で診断が確実でないものは 「疑診」 として取り扱い、 後日再燃時などに明確な所見が得られた時に本症と 「確診」 する。
クローン病と潰瘍性大腸炎の鑑別困難例に対しては経過観察を行う。その際、 内視鏡や生検所見を含めた臨床像で確定診断が得られない症例はinflammatory bowel disease unclassified (IBDU) とする。また、 切除術後標本の病理組織学的な検索を行っても確定診断が得られない症例はindeterminate colitis (IC)とする。経過観察により、 いずれかの疾患のより特徴的な所見が出現する場合がある。
家族性地中海熱では潰瘍性大腸炎に類似した大腸病変を認めることがあり、 臨床経過などを考慮し、 鑑別を要する場合がある。
最終更新:2022年8月1日
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