クロルプロマジン等価換算とは?

向精神薬は効力比をもとに等価換算表が作成され､ 同効薬の力価比較や薬効群ごとの総投与量の把握に利用されている｡

現在､ 国内で最も信頼性が高いと考えられる抗精神病薬の等価換算表は稲垣･稲田によるもので､ 主として国内で実施された二重盲検比較試験をもとに作成されている｡

抗精神病薬の等価換算はドパミン受容体遮断作用との関連より考案された概念である｡ ドパミン受容体遮断作用以外の薬理作用とも関連を有する新規抗精神病薬の換算値を掲載すべきではないとの考えから､ 近年､ 従来型抗精神病薬の換算値のみを掲載し､ 新規抗精神病薬の換算値を記載しないという方針の換算表もいくつか発表されている¹⁾｡

💊 薬剤情報

インヴェガ､ ウインタミン､ エビリファイ､ エミレース､ グラマリール､ クレミン､ クロザリル､ クロフェクトン､  コントミン ､ シクレスト ､ ジプレキサ､ スピロピタン､ セレネース､ セロクエル､ ドグマチール､ トリラホン､ トロペロン､ ニューレプチル､ ノバミン､ バルネチール､ ピーゼットシー､ ヒルナミン､ フルデカシン､ フルメジン､ ブロムペリドール､ ホーリット､ ラツーダ､ リスパダール､ ルーラン､ レキサルティ､ レボトミン､ ロドピン､ ロナセン錠 / テープ

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日本神経精神薬理学会, 日本臨床精神神経薬理学会

参考文献

1. 稲垣中, 稲田俊也. ｢新規抗精神病薬の等価換算 (その8) Brexpiprazole」臨床精神薬理 25:91-98, 2022

最終更新：2023年2月24日

監修医師：HOKUTO編集部医師