LDLコレステロール値÷HDLコレステロール
LDL/HDLコレステロールの比率である。
血清LDLコレステロール値を血清HDLコレステロール値で割ることにより算出される。
日本の24566名の参加者を男性を対象とした2.7年間のコホート研究で、 LDL/HDLコレステロール比率が2.6以上の男性ではAMIのリスクが有意に高かった¹⁾。
また、 フィンランドのクオピオ虚血性心疾患研究 (KIHD study) に基づき、 LDL/HDLコレステロール比率が突然の心臓死 (SCD) のリスク因子かどうかを評価された。 1984年から1989年にかけて行われ、 対象は42~61歳の男性2616名であり、 中間値で23年のフォローアップ期間中に228件のSCDが発生した。 LH比が≦2.30に対して>4.22の五分位数の比較により、 SCDのリスクが約2倍に増加することが示された (HR 1.94, 95% CI 1.21–3.11; p=0.006)。 一方で、 LDLコレステロールやHDLコレステロール単独ではSCDリスクとの有意な関連は見られなかった²⁾。
最終更新日 : 2024年3月2日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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血清LDLコレステロール値を血清HDLコレステロール値で割ることにより算出される。
日本の24566名の参加者を男性を対象とした2.7年間のコホート研究で、 LDL/HDLコレステロール比率が2.6以上の男性ではAMIのリスクが有意に高かった¹⁾。
また、 フィンランドのクオピオ虚血性心疾患研究 (KIHD study) に基づき、 LDL/HDLコレステロール比率が突然の心臓死 (SCD) のリスク因子かどうかを評価された。 1984年から1989年にかけて行われ、 対象は42~61歳の男性2616名であり、 中間値で23年のフォローアップ期間中に228件のSCDが発生した。 LH比が≦2.30に対して>4.22の五分位数の比較により、 SCDのリスクが約2倍に増加することが示された (HR 1.94, 95% CI 1.21–3.11; p=0.006)。 一方で、 LDLコレステロールやHDLコレステロール単独ではSCDリスクとの有意な関連は見られなかった²⁾。
最終更新日 : 2024年3月2日
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