血漿浸透圧の推算式
血漿浸透圧の測定により、 体液の濃縮や希釈の状態を知ることができる。 血漿の浸透圧を規定する主なものは、 Naなどの電解質とブドウ糖、 尿素であり、 推算式は以下の通りである。
血清浸透圧 (mOsm/L)= 2×Na⁺ + {尿素窒素(mg/dL) / 2.8} + {血糖(mg/dL) / 18}.
これらの推算式は古い文献だと、 L Worthleyらにより1987年にはすでに検証されている¹⁾。
高Na血症以外には以下の鑑別が挙がる。
アルコール中毒、 口渇中枢障害、 尿崩症、 本態性高Na血症、意識障害、 糖尿病、 発熱、 急性脱水症、 高尿素窒素血症、 発汗など
ADH分泌異常症候群 (SIADH)、 心因性多飲症、 うっ血性心不全、 ネフローゼ症候群、 嘔吐、 下痢、 肝硬変、 副腎皮質機能低下など
この推算式は近似値であり、 精密な測定には凍結露点降下法等が必要となる。
最終更新:2024年3月21日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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血清浸透圧 (mOsm/L)= 2×Na⁺ + {尿素窒素(mg/dL) / 2.8} + {血糖(mg/dL) / 18}.
これらの推算式は古い文献だと、 L Worthleyらにより1987年にはすでに検証されている¹⁾。
高Na血症以外には以下の鑑別が挙がる。
アルコール中毒、 口渇中枢障害、 尿崩症、 本態性高Na血症、意識障害、 糖尿病、 発熱、 急性脱水症、 高尿素窒素血症、 発汗など
ADH分泌異常症候群 (SIADH)、 心因性多飲症、 うっ血性心不全、 ネフローゼ症候群、 嘔吐、 下痢、 肝硬変、 副腎皮質機能低下など
この推算式は近似値であり、 精密な測定には凍結露点降下法等が必要となる。
最終更新:2024年3月21日
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