ステロイド性骨粗鬆症とは？

骨粗鬆症は､ 副腎皮質ステロイド治療における最も重要な副作用の1つである｡ 長期的にステロイド治療を受けている患者の30~50％に骨折が起こるとの報告もある｡ 本スコアは､ ステロイド性骨粗鬆症 (グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症とも呼ぶ) に対する薬物療法開始の基準となるリスクスコアであり危険因子4項目､合計19点となる¹⁾²⁾｡

一般社団法人日本骨代謝学会. グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン2023を基に編集部作表

スコアが3点以上の場合は薬物療法が､ スコアが3点未満の場合は経過観察が推奨される｡

一般社団法人日本骨代謝学会. グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン2023を基に編集部作表

使用上の注意

18歳以上の男女を対象としている¹⁾²⁾｡

出典

1) The 2023 Guidelines for the management and treatment of glucocorticoid-induced osteoporosis. J Bone Miner Metab . 2024 Mar;42(2):143-154. PMID: 38538869

2) 一般社団法人日本骨代謝学会. グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症の管理と治療のガイドライン2023

最終更新 : 2025年4月14日

監修医師 : HOKUTO編集部医師