70歳以下の急性型とリンパ腫型ATLの予後評価
modified ATL-PIは、 2017年に国立がん研究センターに所属していた藤重雄氏らが全国の70歳以下の侵襲性成人T細胞白血病・リンパ腫 (ATL) 1792例を対象に開発した予後スコアである¹⁾。
以下の5つのリスク因子の合計点で評価する。
- 臨床型が急性型 +1
- ECOG PS≧2 +1
- 補正Ca≧12mg/dL +1
- CRP≧2.5mg/dL +1
- sIL-2R>5000U/mL +1
0~1: 低リスク (MST626日、 3年OS32.6%)
2~3: 中間リスク (MST322日、 3年OS18.5%)
4~5: 高リスク (MST197日、 3年OS6.0%)
本指標は、 1792例の大規模全国登録データを用いて開発された¹⁾。 患者はトレーニングセット (907例) とバリデーションセット (885例) にランダムに分けられ、 前述の結果が得られた。 また、 中間リスク及び高リスク群では、 同種移植を受けた群の生存率が非移植群より有意に良好であり、 リスク層別化による治療方針決定の有効性が裏付けられた¹⁾。
本指標は日本人データに基づいており、 他国集団への適用には追加検証が必要でかつ70歳以下が対象である¹⁾。
最終更新日 : 2025年4月28日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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以下の5つのリスク因子の合計点で評価する。
- 臨床型が急性型 +1
- ECOG PS≧2 +1
- 補正Ca≧12mg/dL +1
- CRP≧2.5mg/dL +1
- sIL-2R>5000U/mL +1
0~1: 低リスク (MST626日、 3年OS32.6%)
2~3: 中間リスク (MST322日、 3年OS18.5%)
4~5: 高リスク (MST197日、 3年OS6.0%)
本指標は、 1792例の大規模全国登録データを用いて開発された¹⁾。 患者はトレーニングセット (907例) とバリデーションセット (885例) にランダムに分けられ、 前述の結果が得られた。 また、 中間リスク及び高リスク群では、 同種移植を受けた群の生存率が非移植群より有意に良好であり、 リスク層別化による治療方針決定の有効性が裏付けられた¹⁾。
本指標は日本人データに基づいており、 他国集団への適用には追加検証が必要でかつ70歳以下が対象である¹⁾。
最終更新日 : 2025年4月28日
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