閉塞性睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング法
2008年にカナダ・トロント大学のChungらが開発・初報告したOSA (閉塞性睡眠時無呼吸) スクリーニングツールである¹⁾。 対象は18歳以上の手術予定患者で、 術前外来の限られた時間内に 「いびき・日中の疲労感・無呼吸の目撃・高血圧 (STOP) 」 と、 身体計測・年齢・性別 (Bang) の8項目を是非型で回答する。
各1点 計3点以上で「高リスク」と判定。 PSG (終夜睡眠ポリグラフ検査) など精査を推奨
Snoring (会話より大きないびき)
Tired (日中の強い眠気・疲労感)
Observed apnea (睡眠中の無呼吸目撃)
Pressure (≧140/90mmHg or降圧薬内服)
BMI (≧35kg/m² アジア人集団は30kg/m²)
Age (>50歳)
Neck (>40cm)
Gender (男性)
高リスク : ≥3点 (感度重視)
偽陽性 : 肥満・高血圧・男性優位の項目構成のため、 メタボリック症候群が多い集団では特異度が低下しやすい。
偽陰性 : 高齢女性や低BMIのアジア人では感度がわずかに低下する報告がある。 必要に応じBMI閾値の補正や補助指標 (ESS、 NoSASなど) を併用する。
診断確定ではない : STOP-Bangはスクリーニング用であり、 治療開始にはPSGまたは簡易検査でAHI評価が必須である。
最終更新 : 2025年4月28日
監修 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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各1点 計3点以上で「高リスク」と判定。 PSG (終夜睡眠ポリグラフ検査) など精査を推奨
Snoring (会話より大きないびき)
Tired (日中の強い眠気・疲労感)
Observed apnea (睡眠中の無呼吸目撃)
Pressure (≧140/90mmHg or降圧薬内服)
BMI (≧35kg/m² アジア人集団は30kg/m²)
Age (>50歳)
Neck (>40cm)
Gender (男性)
高リスク : ≥3点 (感度重視)
偽陽性 : 肥満・高血圧・男性優位の項目構成のため、 メタボリック症候群が多い集団では特異度が低下しやすい。
偽陰性 : 高齢女性や低BMIのアジア人では感度がわずかに低下する報告がある。 必要に応じBMI閾値の補正や補助指標 (ESS、 NoSASなど) を併用する。
診断確定ではない : STOP-Bangはスクリーニング用であり、 治療開始にはPSGまたは簡易検査でAHI評価が必須である。
最終更新 : 2025年4月28日
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