肝炎の劇症化率を予測する式
與芝らが2002年に報告された、 急性肝炎患者が肝性脳症に至る前の段階 (PT≦40%など) で劇症肝炎に進行するリスクを早期に評価するためのスコアである¹⁾。 臨床では、 急性肝炎患者が重症化していく過程 (PT≦40%になるなど) で、 早期治療介入や移植適応検討を行う上での判断材料として利用される。
1.成因、 2.T-Bil値、 3.ChE値の変数を用い、 ロジスティック式で算出される λ (ラムダ) を元に劇症化リスクを数値化する
λ=-0.89+1.74×成因+0.056×T-Bil-0.014×ChE
劇症化確率 P (%) は、
P = 100/ (1+e^-λ)で算出される
λ > 0 で約50%以上の確率となり、 値が大きいほど劇症化リスクが高い。
原著論文予知式におけるChEの正常範囲は135~413 U/lであり、施設により異なる場合は比例換算する¹⁾。
※与芝など新字体での記述もございましたが、 本コンテンツでは原著論文の著者名は旧字体記載で統一いたしました。
最終更新 : 2025年4月7日
監修医師 : 聖路加国際病院救急部 清水真人
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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1.成因、 2.T-Bil値、 3.ChE値の変数を用い、 ロジスティック式で算出される λ (ラムダ) を元に劇症化リスクを数値化する
λ=-0.89+1.74×成因+0.056×T-Bil-0.014×ChE
劇症化確率 P (%) は、
P = 100/ (1+e^-λ)で算出される
λ > 0 で約50%以上の確率となり、 値が大きいほど劇症化リスクが高い。
原著論文予知式におけるChEの正常範囲は135~413 U/lであり、施設により異なる場合は比例換算する¹⁾。
※与芝など新字体での記述もございましたが、 本コンテンツでは原著論文の著者名は旧字体記載で統一いたしました。
最終更新 : 2025年4月7日
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