治療スケジュール
概要
監修医師

CBDCA:カルボプラチン(パラプラチン®)

投与量コース投与日
300mg/m² 点滴静注1~6Day 1

IFM:イホスファミド(イホマイド®)

投与量コース投与日
1,500mg/m² 点滴静注1~6Day 1~3

ETP:エトポシド(ラステット®)

投与量コース投与日
100mg/m² 点滴静注1~6Day 1~3

DEX:デキサメタゾン(デカドロン®)

投与量コース投与日
40mg/body 点滴静注1~6Day 1~3

Mesna:メスナ(ウロミテキサン®)

投与量コース投与日
300mg/m² 点滴静注1~6Day 1~3
IFM投与時、投与後4時間、8時間  

前投薬

Day 1~3:5-HT3受容体拮抗薬.
RIT併用時:解熱鎮痛薬、 抗ヒスタミン薬.

その他

1コースは21日間.
CD20陽性の場合、 Day 0にRIT 375mg/m²投与を考慮.
IFMによる出血性膀胱炎の予防のため、 十分な補液・水分摂取と、 ウロミテキサンの併用、 尿アルカリ化を行う.
DEX 40mg/bodyは、 エステル化物としての量.
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本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

主な有害事象

Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.¹⁾

初回寛解導入不応、 および再発非Hodgkinリンパ腫に対するDeVIC療法の治療成績²⁾ より

詳細な有害事象の頻度については記載なし.

骨髄抑制

  • 好中球減少
  • 血小板減少
  • 白血球減少

主な有害事象

  • 感染症 (2%)¹⁾、 (24%、 ≧Grade3 18%) ²⁾
  • 悪心 (18%、 ≧Grade3 6%) ²⁾
  • 肝機能異常 (52%、 ≧Grade3 6%) ²⁾
  • 血尿 (18%、 ≧Grade3 0%) ²⁾ ※Mesna未使用

重要な有害事象

  • 発熱性好中球減少症 (7%) ¹⁾
  • イレウス (2%) ¹⁾

特徴と注意点

  • 再発難治性DLBCLにおけるSalvage療法のひとつ.
  • 腫瘍量が多い場合は、 腫瘍崩壊症候群に対して予防を検討する.
  • 必要に応じてFNの予防のためG-CSF製剤の投与を考慮する.
  • ST合剤の予防投与を考慮する.

関連する臨床試験の結果

Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.¹⁾

概要

  • DLBCLの再発によりSalvage治療を受けた131名の後ろ向き調査.

結果

  • R-DeVIC療法が最も多く (n=55)、 次いでR-ESHAP療法が行われた.
  • 全生存期間中央値:R-DeVIC療法 45.7ヵ月 (R-ESHAP療法 29.4ヵ月).
  • Salvage自家幹細胞移植を実施することにより、 転帰が改善することが示された.
  • 最適なSalvageレジメンの特定はできなかった.
Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.より引用

初回寛解導入不応、 および再発非Hodgkinリンパ腫に対するDeVIC療法の治療成績²⁾

概要

  • 1991~1992年における17名の初回寛解導入不応または再発DLBCLへのDeVIC療法成績.

結果

  • CR率 35%.
  • 有効率 59%.
  • 6例に血小板輸血を要し、 そのうち4例は70歳以上の高齢者だった.

参考文献

  1. Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.
  2. Rinsho Ketsueki. 1994 Jul;35(7):635-41.

最終更新:2022年8月24日
執筆担当:北海道がんセンタ-薬剤部 深井雄太
監修医師:伊勢原協同病院血液内科 扇屋大輔
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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投与量コース投与日
300mg/m² 点滴静注1~6Day 1

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投与量コース投与日
1,500mg/m² 点滴静注1~6Day 1~3

ETP:エトポシド(ラステット®)

投与量コース投与日
100mg/m² 点滴静注1~6Day 1~3

DEX:デキサメタゾン(デカドロン®)

投与量コース投与日
40mg/body 点滴静注1~6Day 1~3

Mesna:メスナ(ウロミテキサン®)

投与量コース投与日
300mg/m² 点滴静注1~6Day 1~3
IFM投与時、投与後4時間、8時間  

前投薬

Day 1~3:5-HT3受容体拮抗薬.
RIT併用時:解熱鎮痛薬、 抗ヒスタミン薬.

その他

1コースは21日間.
CD20陽性の場合、 Day 0にRIT 375mg/m²投与を考慮.
IFMによる出血性膀胱炎の予防のため、 十分な補液・水分摂取と、 ウロミテキサンの併用、 尿アルカリ化を行う.
DEX 40mg/bodyは、 エステル化物としての量.

概要

本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

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主な有害事象

Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.¹⁾

初回寛解導入不応、 および再発非Hodgkinリンパ腫に対するDeVIC療法の治療成績²⁾ より

詳細な有害事象の頻度については記載なし.

骨髄抑制

  • 好中球減少
  • 血小板減少
  • 白血球減少

主な有害事象

  • 感染症 (2%)¹⁾、 (24%、 ≧Grade3 18%) ²⁾
  • 悪心 (18%、 ≧Grade3 6%) ²⁾
  • 肝機能異常 (52%、 ≧Grade3 6%) ²⁾
  • 血尿 (18%、 ≧Grade3 0%) ²⁾ ※Mesna未使用

重要な有害事象

  • 発熱性好中球減少症 (7%) ¹⁾
  • イレウス (2%) ¹⁾

特徴と注意点

  • 再発難治性DLBCLにおけるSalvage療法のひとつ.
  • 腫瘍量が多い場合は、 腫瘍崩壊症候群に対して予防を検討する.
  • 必要に応じてFNの予防のためG-CSF製剤の投与を考慮する.
  • ST合剤の予防投与を考慮する.

関連する臨床試験の結果

Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.¹⁾

概要

  • DLBCLの再発によりSalvage治療を受けた131名の後ろ向き調査.

結果

  • R-DeVIC療法が最も多く (n=55)、 次いでR-ESHAP療法が行われた.
  • 全生存期間中央値:R-DeVIC療法 45.7ヵ月 (R-ESHAP療法 29.4ヵ月).
  • Salvage自家幹細胞移植を実施することにより、 転帰が改善することが示された.
  • 最適なSalvageレジメンの特定はできなかった.
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初回寛解導入不応、 および再発非Hodgkinリンパ腫に対するDeVIC療法の治療成績²⁾

概要

  • 1991~1992年における17名の初回寛解導入不応または再発DLBCLへのDeVIC療法成績.

結果

  • CR率 35%.
  • 有効率 59%.
  • 6例に血小板輸血を要し、 そのうち4例は70歳以上の高齢者だった.

参考文献

  1. Mol Clin Oncol. 2019 Dec;11(6):557-562.
  2. Rinsho Ketsueki. 1994 Jul;35(7):635-41.

最終更新:2022年8月24日
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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