治療スケジュール
概要
監修医師

RIT:リツキシマブ(リツキサン®)

投与量コース投与日
375mg/m²最大6までDay 1 (Day0も可)

Benda:ベンダムスチン(トレアキシン®)

投与量コース投与日
90mg/m²最大6までDay 1~2

前投薬

解熱鎮痛薬
抗ヒスタミン薬
5-HT3拮抗薬

その他

1コース28日
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本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

薬剤情報

*トレアキシン®適正使用ガイドは「シンバイオ製薬株式会社」 の外部サイトへ遷移します.
*リツキサン®適正使用ガイドは「全薬工業株式会社」の外部サイトに遷移します。

主な有害事象

StiL NHL 1-2013試験¹⁾より引用

骨髄抑制

  • 好中球減少 (≧Grade3 29%)
  • 血小板減少 (≧Grade3 5%)
  • リンパ球減少症 (≧Grade3 74%)
  • 貧血 (≧Grade3 3%)

主な有害事象

  • 紅斑性皮膚反応 (16%)
  • アレルギー性皮膚反応 (15%)
  • 感染症 (37%) ※アシクロビルなど予防投与なし

NHL 1-2003試験より引用 (適正使用ガイドより)

骨髄抑制

  • 好中球減少 (≧Grade3 12.5%)
  • 血小板減少 (≧Grade3 3.7%)
  • 貧血 (≧Grade3 0.8%)

主な有害事象

  • 便秘 (17.4%、 ≧Grade3 0.4%)
  • 悪心 (28.7%、 ≧Grade3 0.8%)
  • 疲労 (31.8%、 ≧Grade3 1.6%)
  • 注入部位反応 (11.7%、 ≧Grade3 3.1%)
  • トランスアミナーゼ上昇 (12.3%、 ≧Grade3 0.8%)
  • 発疹 (21.3%、 ≧Grade3 0.8%)

その他の重要な有害事象

  • Infusion reaction (約90% ※前投薬なしの場合)
  • 腫瘍崩壊症候群 (頻度不明)
  • B型肝炎ウイルスの再活性化による劇症肝炎 (頻度不明)
  • 進行性多巣性白質脳症 (頻度不明)
  • 可逆性後白質脳症症候群 (頻度不明)
  • 間質性肺炎 (頻度不明)

特徴と注意点

  • 低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、 マントル細胞リンパ腫、 慢性リンパ性白血病、 再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に適応がある.
  • 腫瘍量が多い場合. 腫瘍崩壊症候群が出現するため、 十分な予防が必要.
  • HBV再活性化リスクを考慮し、 適切なスクリーニング検査とモニタリングを行う.
  • 投与24時間以内にInfusion reactionが発生するおそれ. 前投薬を行い、 モニタリング下で段階的に投与速度を上げる. 特に初回投与の際に注意.
  • G-CSF製剤の投与を考慮する.
  • 帯状疱疹の予防のため、 アシクロビル1日1回200mgを併用.
  • ST合剤や抗真菌薬の予防投与も考慮.

関連する臨床試験の結果

StiL NHL 1-2013試験¹⁾ (FLまたはMCL)

  • 低悪性度及びマントル細胞リンパ腫における一次治療としてのBR療法とR-CHOP療法を比較した非盲検ランダム化第3相非劣勢試験 (追跡期間45ヵ月)
  • 主要評価項目:無増悪生存期間
  • 無増悪生存期間中央値:BR療法 69.5ヵ月 (26.1ヵ月-未到達) vs R-CHOP療法 31.2ヵ月 (15.2-65.7ヵ月) (HR0.58、 95%Cl 0.44-0.74、 p<0.0001)
  • 全生存期間中央値に有意差はなかった.
  • 奏効率に有意差はなかったが、 完全奏効率は有意にBR療法で優れていた. (40% vs 30%, p=0,021)
  • BR療法の忍容性はR-CHOP療法より優れていた.
Lancet. 2013 Apr 6;381(9873):1203-10.より引用

DLBCL 2017002試験 (シンバイオ社 社内資料:適正使用ガイドより)

  • 主要評価項目奏効率:76.3%
  • 完全寛解率:47.4%
  • 無増悪生存期間中央値:357日 (95%Cl 151日-未到達)
  • 全生存期間中央値:未到達 (95%Cl 254日-未到達)
トレアキシン®適正使用ガイドより引用

参考文献

  1. Lancet. 2013 Apr 6;381(9873):1203-10.

最終更新:2021年8月13日
執筆担当:北海道がんセンタ-薬剤部 深井雄太
監修医師:伊勢原協同病院血液内科 扇屋大輔
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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前投薬

解熱鎮痛薬
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その他

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本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.

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主な有害事象

StiL NHL 1-2013試験¹⁾より引用

骨髄抑制

  • 好中球減少 (≧Grade3 29%)
  • 血小板減少 (≧Grade3 5%)
  • リンパ球減少症 (≧Grade3 74%)
  • 貧血 (≧Grade3 3%)

主な有害事象

  • 紅斑性皮膚反応 (16%)
  • アレルギー性皮膚反応 (15%)
  • 感染症 (37%) ※アシクロビルなど予防投与なし

NHL 1-2003試験より引用 (適正使用ガイドより)

骨髄抑制

  • 好中球減少 (≧Grade3 12.5%)
  • 血小板減少 (≧Grade3 3.7%)
  • 貧血 (≧Grade3 0.8%)

主な有害事象

  • 便秘 (17.4%、 ≧Grade3 0.4%)
  • 悪心 (28.7%、 ≧Grade3 0.8%)
  • 疲労 (31.8%、 ≧Grade3 1.6%)
  • 注入部位反応 (11.7%、 ≧Grade3 3.1%)
  • トランスアミナーゼ上昇 (12.3%、 ≧Grade3 0.8%)
  • 発疹 (21.3%、 ≧Grade3 0.8%)

その他の重要な有害事象

  • Infusion reaction (約90% ※前投薬なしの場合)
  • 腫瘍崩壊症候群 (頻度不明)
  • B型肝炎ウイルスの再活性化による劇症肝炎 (頻度不明)
  • 進行性多巣性白質脳症 (頻度不明)
  • 可逆性後白質脳症症候群 (頻度不明)
  • 間質性肺炎 (頻度不明)

特徴と注意点

  • 低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、 マントル細胞リンパ腫、 慢性リンパ性白血病、 再発または難治性のびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に適応がある.
  • 腫瘍量が多い場合. 腫瘍崩壊症候群が出現するため、 十分な予防が必要.
  • HBV再活性化リスクを考慮し、 適切なスクリーニング検査とモニタリングを行う.
  • 投与24時間以内にInfusion reactionが発生するおそれ. 前投薬を行い、 モニタリング下で段階的に投与速度を上げる. 特に初回投与の際に注意.
  • G-CSF製剤の投与を考慮する.
  • 帯状疱疹の予防のため、 アシクロビル1日1回200mgを併用.
  • ST合剤や抗真菌薬の予防投与も考慮.

関連する臨床試験の結果

StiL NHL 1-2013試験¹⁾ (FLまたはMCL)

  • 低悪性度及びマントル細胞リンパ腫における一次治療としてのBR療法とR-CHOP療法を比較した非盲検ランダム化第3相非劣勢試験 (追跡期間45ヵ月)
  • 主要評価項目:無増悪生存期間
  • 無増悪生存期間中央値:BR療法 69.5ヵ月 (26.1ヵ月-未到達) vs R-CHOP療法 31.2ヵ月 (15.2-65.7ヵ月) (HR0.58、 95%Cl 0.44-0.74、 p<0.0001)
  • 全生存期間中央値に有意差はなかった.
  • 奏効率に有意差はなかったが、 完全奏効率は有意にBR療法で優れていた. (40% vs 30%, p=0,021)
  • BR療法の忍容性はR-CHOP療法より優れていた.
Lancet. 2013 Apr 6;381(9873):1203-10.より引用

DLBCL 2017002試験 (シンバイオ社 社内資料:適正使用ガイドより)

  • 主要評価項目奏効率:76.3%
  • 完全寛解率:47.4%
  • 無増悪生存期間中央値:357日 (95%Cl 151日-未到達)
  • 全生存期間中央値:未到達 (95%Cl 254日-未到達)
トレアキシン®適正使用ガイドより引用

参考文献

  1. Lancet. 2013 Apr 6;381(9873):1203-10.

最終更新:2021年8月13日
執筆担当:北海道がんセンタ-薬剤部 深井雄太
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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