ダブラフェニブ + トラメチニブ
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
150mg 1日2回 経口 (空腹時) | 1~ | day1~ |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
2mg 1日1回 経口 (空腹時) | 1~ | day1~ |
他の抗悪性腫瘍薬との併用について有効性及び安全性は確立していない. |
有害事象発現時の休薬、 減量、 中止基準及び用量調節の目安は概要欄参照. |
食事の影響を避けるため食前1時間から食後2時間の服用は避ける. |
X2201試験¹⁾より引用.
造血器腫瘍に対しては、 BRAF遺伝子変異を有する再発または難治性の有毛細胞白血病に適応を有する.
ダブラフェニブ RAS/RAF/MEK/ERK (MAPK) シグナル伝達経路における変異型BRAF (V600E、 V600KおよびV600D変異陽性) のキナーゼ活性を阻害するBRAF阻害剤である。
トラメチニブ MAPKシグナル伝達経路におけるMEK1/MEK2の活性化およびキナーゼ活性を阻害するMEK阻害剤である。
腫瘍進行時はMAPKシグナル伝達経路の再活性化が認められ、 RAFのBRAF V600遺伝子変異がBRAF活性を亢進させ、MAPKシグナル伝達経路を恒常的に活性化させると考えられている。
ダブラフェニブとトラメチニブの併用は、 MAPK経路のBRAFとMEKを阻害することでダブラフェニブ単剤に比べ、 腫瘍増殖を阻害または遅延させる。
標準的な治療選択肢のないBRAF V600E遺伝子変異を有する悪性腫瘍患者 (206名 うち有毛細胞白血病55名含む)を対象にダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法の有効性および安全性を検討した国際共同第II相臨床試験.
結果 (有毛細胞白血病55名)
ORR : 89% (95%CI 77.8-95.9)
DOR中央値 : 未到達
PFS中央値 : 未到達
OS中央値 : 未到達
安全性 (全被験者206名)
1) Nat Med. 2023 May;29(5):1103-1112.
最終更新 : 2025年3月28日
執筆担当 : 北里大学病院薬剤部 宮島律子
監修医師 : 東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
投与量 | コース | 投与日 |
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150mg 1日2回 経口 (空腹時) | 1~ | day1~ |
投与量 | コース | 投与日 |
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2mg 1日1回 経口 (空腹時) | 1~ | day1~ |
他の抗悪性腫瘍薬との併用について有効性及び安全性は確立していない. |
有害事象発現時の休薬、 減量、 中止基準及び用量調節の目安は概要欄参照. |
食事の影響を避けるため食前1時間から食後2時間の服用は避ける. |
X2201試験¹⁾より引用.
造血器腫瘍に対しては、 BRAF遺伝子変異を有する再発または難治性の有毛細胞白血病に適応を有する.
ダブラフェニブ RAS/RAF/MEK/ERK (MAPK) シグナル伝達経路における変異型BRAF (V600E、 V600KおよびV600D変異陽性) のキナーゼ活性を阻害するBRAF阻害剤である。
トラメチニブ MAPKシグナル伝達経路におけるMEK1/MEK2の活性化およびキナーゼ活性を阻害するMEK阻害剤である。
腫瘍進行時はMAPKシグナル伝達経路の再活性化が認められ、 RAFのBRAF V600遺伝子変異がBRAF活性を亢進させ、MAPKシグナル伝達経路を恒常的に活性化させると考えられている。
ダブラフェニブとトラメチニブの併用は、 MAPK経路のBRAFとMEKを阻害することでダブラフェニブ単剤に比べ、 腫瘍増殖を阻害または遅延させる。
標準的な治療選択肢のないBRAF V600E遺伝子変異を有する悪性腫瘍患者 (206名 うち有毛細胞白血病55名含む)を対象にダブラフェニブ+トラメチニブ併用療法の有効性および安全性を検討した国際共同第II相臨床試験.
結果 (有毛細胞白血病55名)
ORR : 89% (95%CI 77.8-95.9)
DOR中央値 : 未到達
PFS中央値 : 未到達
OS中央値 : 未到達
安全性 (全被験者206名)
1) Nat Med. 2023 May;29(5):1103-1112.
最終更新 : 2025年3月28日
執筆担当 : 北里大学病院薬剤部 宮島律子
監修医師 : 東海大学血液腫瘍内科 扇屋大輔
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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