電子カルテ上に表示されているアレルギー情報を必ず確認する習慣をつける。 また、 患者や家族に毎回直接確認することが重要である。
特にアナフィラキシーの既往がある場合、 患者に重篤な危害をもたらす可能性があるため十分に注意する。
多くの抗菌薬は腎臓で代謝・排泄される。 そのため、 直近のクレアチニンやクレアチニンクリアランスを確認し、 必要に応じて投与量を調整する。
適切な効果を得るためには、 体重や腎機能に基づいた正確な投与量が重要である。
特に高齢者や肥満患者では、 標準体重だけでなく実体重や調整体重も抗菌薬ごとに考慮する。
抗菌薬は他の薬剤と相互作用を引き起こすことがあるため、 毎回確認する必要がある。 患者が現在服用している薬剤リストを確認する。
例えば、 リファンピシンがワルファリンの効果を減弱させることは有名である。 また、 ACE阻害薬服用中にST合剤を服用することで、 高カリウム血症のリスクが増加することも知られている。
同じ抗菌薬でも、 経口投与と点滴投与の選択肢がある場合、 可能であれば経口投与を選択する。 このことは、 感染リスクや医療コストの削減につながる。
患者ごとに、 経口投与が可能かどうか判断する。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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