シスプラチン肝動注
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
65mg/m² 肝動注 | 1~ | Day1 |
1コース4~6週間。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
ランダ® (添付文書)
Hepatol Res. 2008 May;38(5):474-83.¹⁾より抜粋
20~74歳のコンピュータ断層撮影 (CT) などの画像診断により組織学的または臨床的に確認された切除不能肝細胞癌
有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
治療中止理由データを一部引用
主な有害事象
肝外転移のない切除不能な肝細胞癌患者において、 シスプラチンの肝動脈注入の効果を検証した単群コホートの第Ⅱ相試験の結果より、 高い奏効率が示された。
33.8%
単変量解析および多変量解析
年齢、 Child分類、 血管浸潤の有無 (門脈および肝静脈) 、 抗癌剤治療歴の有無、 投与経路を調べ、 血管浸潤のみが治療効果に影響する唯一の優位な因子であった (オッズ比 0.224) 。
36日
肝動注化学療法 (HAIC) またはソラフェニブ治療を受けた進行肝細胞癌患者の転帰を、 レトロスペクティブに検討した試験の結果より、 大血管浸潤 (MVI) を認め、 肝外転移 (EHM) を認めない集団において有望性が示された。
コホート1
HR 0.667 (95%CI 0.475-0.935)、 p=0.018
コホート2
HR 1.227 (95%CI 0.699-2.155)、 p=0.475
コホート3
HR 0.500 (95%CI 0.250-1.000)、 p=0.046
コホート4
HR 1.125 (95%CI 0.434-2.915)、 p=0.808
レジメンによる比較
多変量解析により、 HAICのレジメン内容はOSに影響を及ぼさないことが確認された。
コホート1
HR 0.957 (95%CI 0.772-1.185)、 p=0.683
コホート2
HR 1.563 (95%CI 1.126-2.165)、 p=0.007
コホート3
HR 0.820 (95%CI 0.527-1.275)、 p=0.374
コホート4
HR 1.094 (95%CI 0.566-2.114)、 p=0.789
最終更新日:2023年11月21日
執筆医:九州がんセンター 消化器・肝胆膵内科部長 杉本理恵 先生
監修医:神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
65mg/m² 肝動注 | 1~ | Day1 |
1コース4~6週間。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
ランダ® (添付文書)
Hepatol Res. 2008 May;38(5):474-83.¹⁾より抜粋
20~74歳のコンピュータ断層撮影 (CT) などの画像診断により組織学的または臨床的に確認された切除不能肝細胞癌
有害事象データを一部引用 (カッコ内はGrade3~4)
主な有害事象
注意すべき有害事象
治療中止理由データを一部引用
主な有害事象
肝外転移のない切除不能な肝細胞癌患者において、 シスプラチンの肝動脈注入の効果を検証した単群コホートの第Ⅱ相試験の結果より、 高い奏効率が示された。
33.8%
単変量解析および多変量解析
年齢、 Child分類、 血管浸潤の有無 (門脈および肝静脈) 、 抗癌剤治療歴の有無、 投与経路を調べ、 血管浸潤のみが治療効果に影響する唯一の優位な因子であった (オッズ比 0.224) 。
36日
肝動注化学療法 (HAIC) またはソラフェニブ治療を受けた進行肝細胞癌患者の転帰を、 レトロスペクティブに検討した試験の結果より、 大血管浸潤 (MVI) を認め、 肝外転移 (EHM) を認めない集団において有望性が示された。
コホート1
HR 0.667 (95%CI 0.475-0.935)、 p=0.018
コホート2
HR 1.227 (95%CI 0.699-2.155)、 p=0.475
コホート3
HR 0.500 (95%CI 0.250-1.000)、 p=0.046
コホート4
HR 1.125 (95%CI 0.434-2.915)、 p=0.808
レジメンによる比較
多変量解析により、 HAICのレジメン内容はOSに影響を及ぼさないことが確認された。
コホート1
HR 0.957 (95%CI 0.772-1.185)、 p=0.683
コホート2
HR 1.563 (95%CI 1.126-2.165)、 p=0.007
コホート3
HR 0.820 (95%CI 0.527-1.275)、 p=0.374
コホート4
HR 1.094 (95%CI 0.566-2.114)、 p=0.789
最終更新日:2023年11月21日
執筆医:九州がんセンター 消化器・肝胆膵内科部長 杉本理恵 先生
監修医:神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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