チスレリズマブ
【1コース】21日間
【催吐性】 最小度催吐性リスク*
【FN発症】低リスク**
J Clin Oncol. 2022;40(26):3065-3076.
全身治療歴のある切除不能または転移性の食道扁平上皮癌患者512例を対象とした国際共同の無作為化第III相比較試験。 Tislelizumab単剤群と化学療法群 (パクリタキセル、 ドセタキセル、 イリノテカンから選択) に1:1の比率で無作為に割り付け、 主要評価項目として全生存期間 (OS) が設定された。
【有効性】Tislelizumab群
- OS中央値 : 8.6ヵ月
TAP*スコア別のサブグループ解析 :
PD-L1≧10% : 10.3ヵ月、 <10% : 6.9ヵ月
- PFS中央値 : 1.6ヵ月
- 奏効率 : 20.3%
- 奏効期間中央値 : 7.1ヵ月
【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade3~4)
- AST上昇 11.4% (0.8%)
- 貧血 11.0% (2.4%)
- 甲状腺機能低下症 10.2% (0.4%)
- ALT上昇 9.8% (0%)
- 食欲減退 6.3% (0%)
- 掻痒 5.9% (0%)
- 下痢 5.5% (0%)
- 無力症 4.7% (0%)
- 血小板減少 4.3% (0.4%)
- 倦怠感 3.9% (0.4%)
- 体重減少 3.1% (0.4%)
- 低ナトリウム血症 3.1% (2.0%)
- 白血球数減少 2.7% (0%)
- 悪心 2.7% (0%)
- 嘔吐 1.6% (0%)
- 口内炎 1.6% (0.4%)
- 便秘 1.6% (0%)
- 好中球数減少 1.2% (0%)
- 末梢性感覚ニューロパチー 0.8% (0%)
- 低カリウム血症 0.4% (0%)
RATIONALE-302試験³⁾の主な適格基準
- ECOG PS 0–1
- 好中球数 ≧1,500/μL
- 血小板数 ≧10×10⁴/μL
- ヘモグロビン ≧9.0g/dL
- eGFR ≧30mL/min/1.73m²
チスレリズマブは、 PD-1阻害に加え、 Fc領域改変によりFcγ受容体との結合を最小化し、 T細胞の抗体依存性細胞貪食を抑制することで、 治療抵抗性の一因となるT細胞クリアランスを回避するよう設計されている。
2025年4月14日に発出された、 日本食道学会ガイドライン委員会による速報は以下のとおり。
最終更新日 : 2025年4月22日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
【1コース】21日間
【催吐性】 最小度催吐性リスク*
【FN発症】低リスク**
J Clin Oncol. 2022;40(26):3065-3076.
全身治療歴のある切除不能または転移性の食道扁平上皮癌患者512例を対象とした国際共同の無作為化第III相比較試験。 Tislelizumab単剤群と化学療法群 (パクリタキセル、 ドセタキセル、 イリノテカンから選択) に1:1の比率で無作為に割り付け、 主要評価項目として全生存期間 (OS) が設定された。
【有効性】Tislelizumab群
- OS中央値 : 8.6ヵ月
TAP*スコア別のサブグループ解析 :
PD-L1≧10% : 10.3ヵ月、 <10% : 6.9ヵ月
- PFS中央値 : 1.6ヵ月
- 奏効率 : 20.3%
- 奏効期間中央値 : 7.1ヵ月
【安全性】主な有害事象 : 全Grade (Grade3~4)
- AST上昇 11.4% (0.8%)
- 貧血 11.0% (2.4%)
- 甲状腺機能低下症 10.2% (0.4%)
- ALT上昇 9.8% (0%)
- 食欲減退 6.3% (0%)
- 掻痒 5.9% (0%)
- 下痢 5.5% (0%)
- 無力症 4.7% (0%)
- 血小板減少 4.3% (0.4%)
- 倦怠感 3.9% (0.4%)
- 体重減少 3.1% (0.4%)
- 低ナトリウム血症 3.1% (2.0%)
- 白血球数減少 2.7% (0%)
- 悪心 2.7% (0%)
- 嘔吐 1.6% (0%)
- 口内炎 1.6% (0.4%)
- 便秘 1.6% (0%)
- 好中球数減少 1.2% (0%)
- 末梢性感覚ニューロパチー 0.8% (0%)
- 低カリウム血症 0.4% (0%)
RATIONALE-302試験³⁾の主な適格基準
- ECOG PS 0–1
- 好中球数 ≧1,500/μL
- 血小板数 ≧10×10⁴/μL
- ヘモグロビン ≧9.0g/dL
- eGFR ≧30mL/min/1.73m²
チスレリズマブは、 PD-1阻害に加え、 Fc領域改変によりFcγ受容体との結合を最小化し、 T細胞の抗体依存性細胞貪食を抑制することで、 治療抵抗性の一因となるT細胞クリアランスを回避するよう設計されている。
2025年4月14日に発出された、 日本食道学会ガイドライン委員会による速報は以下のとおり。
最終更新日 : 2025年4月22日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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