アテゾリズマブ+ベバシズマブ
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1,200mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
15mg/kg 点滴 | 1~ | Day1 |
1コース21日間。 |
IMbrave150試験⁵⁾のプロトコル
IMbrave150試験⁵⁾のプロトコル
アテゾリズマブ電子添文¹⁾の基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
IMbrave150試験⁵⁾では高血圧 (23.7%)、 蛋白尿 (18.8%) が高頻度に出現することが報告されており、 早期発見が必要
IMbrave150試験⁵⁾では尿蛋白2+が出現したときは24時間蓄尿を行い、 蛋白尿2g/24時間以上は休薬基準とされていた。 UPC比 (尿蛋白/クレアチニン比) は1日尿蛋白排泄量とよく相関することが知られており、 24時間蓄尿は実施が困難な場合にはUPC比で代用を積極的に検討する。
切除不能肝細胞癌に対する一次薬物療法として推奨される化学療法レジメンである。
本レジメンは肝予備能が良好なChild-Pugh分類Aの症例に対して推奨され、 Child-Pugh分類A以外は臨床試験の対象外であり、 安全性が確認されていない。
ベバシズマブは出血のリスクを高める可能性があり、 レジメン開始前に上部消化管内視鏡検査を行い、 出血リスクのある静脈瘤を認めた場合は予防的処置を実施する必要がある。 活動性の心血管系疾患を合併する場合は投与を避ける。
全身治療歴のない局所進行転移性または切除不能な肝細胞癌患者において、 アテゾリズマブとベバシズマブの併用療法の効果を、 ソラフェニブ単剤投与を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験IMbrave150の結果より、 全生存期間 (OS) と無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
HR 0.66 (95%CI 0.52-0.85)、 p<0.001
HR 0.65 (95%CI 0.53-0.81)、 p<0.001
p<0.001
HR 0.63 (95%CI 0.46-0.85)
最終更新日 : 2024年8月21日
執筆医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 福島 泰斗先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
1,200mg/body 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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15mg/kg 点滴 | 1~ | Day1 |
1コース21日間。 |
IMbrave150試験⁵⁾のプロトコル
IMbrave150試験⁵⁾のプロトコル
アテゾリズマブ電子添文¹⁾の基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
IMbrave150試験⁵⁾では高血圧 (23.7%)、 蛋白尿 (18.8%) が高頻度に出現することが報告されており、 早期発見が必要
IMbrave150試験⁵⁾では尿蛋白2+が出現したときは24時間蓄尿を行い、 蛋白尿2g/24時間以上は休薬基準とされていた。 UPC比 (尿蛋白/クレアチニン比) は1日尿蛋白排泄量とよく相関することが知られており、 24時間蓄尿は実施が困難な場合にはUPC比で代用を積極的に検討する。
切除不能肝細胞癌に対する一次薬物療法として推奨される化学療法レジメンである。
本レジメンは肝予備能が良好なChild-Pugh分類Aの症例に対して推奨され、 Child-Pugh分類A以外は臨床試験の対象外であり、 安全性が確認されていない。
ベバシズマブは出血のリスクを高める可能性があり、 レジメン開始前に上部消化管内視鏡検査を行い、 出血リスクのある静脈瘤を認めた場合は予防的処置を実施する必要がある。 活動性の心血管系疾患を合併する場合は投与を避ける。
全身治療歴のない局所進行転移性または切除不能な肝細胞癌患者において、 アテゾリズマブとベバシズマブの併用療法の効果を、 ソラフェニブ単剤投与を対照に検証した第Ⅲ相ランダム化比較試験IMbrave150の結果より、 全生存期間 (OS) と無増悪生存期間 (PFS) に対する有効性が示された。
HR 0.66 (95%CI 0.52-0.85)、 p<0.001
HR 0.65 (95%CI 0.53-0.81)、 p<0.001
p<0.001
HR 0.63 (95%CI 0.46-0.85)
最終更新日 : 2024年8月21日
執筆医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 福島 泰斗先生
監修医 : 神奈川県立がんセンター 消化器内科 上野 誠先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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