ペムブロリズマブ + カペシタビン + オキサリプラチン
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
2000mg/m²/日 経口分2 | 1~ | Day1~14 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
130mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
1コース21日間。 |
- キイトルーダ® (添付文書¹⁾ / 適正使用情報²⁾*)
- エルプラット® (添付文書⁵⁾)
KEYNOTE-859⁶⁾のプロトコル
5-HT3受容体拮抗薬 + デキサメタゾンday1-3
CINVリスク因子保有症例はNK1受容体拮抗薬の併用を考慮
KEYNOTE-859試験⁶⁾のプロトコル
ペムブロリズマブ電子添文¹⁾の基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~5)
ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」 とされている。 通常の術後再発例はもちろん、 S-1レジメンとの使い分けとして術後補助療法S-1に不応となった早期再発例に対するXParTS試験⁷⁾の結果から、 早期再発例の第1選択とする医師もいる。 現時点でCAPOX+NIVOと使い分けの根拠はない。
CAPOX療法は、 オキサリプラチンの初回投与量が130mg/m²だが、 70歳以上高齢者を対象としたTCOG GI-1601試験⁸⁾初期解析において毒性により両薬剤の1段階減量による継続を結論づけられた。 S-1におけるWJOG8315G試験⁹⁾の結果と合わせて、 高齢者の初回投与量は100mg/m²が妥当かもしれない。
オキサリプラチンによるCIPN (化学療法誘発性末梢神経障害) により、 2次治療のPTX (パクリタキセル) 投与が困難になる時がある。 治療効果が十分と考えられ、 CIPNがGrade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。
上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。
海外の実臨床や臨床試験アームから考えるに、 オキサリプラチン130mg/m²なら6コース、 オキサリプラチン100mg/m²なら8コースでの投与終了も選択肢となる。
カペシタビンによる手足症候群の症状と、 オキサリプラチンによるCIPNの症状がオーバーラップするため問診時には混同しないように注意する。 SOXと異なり保湿剤による手足症候群の予防など対策を講じる必要がある。
最終更新日 : 2024年7月30日
監修医師 : 神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
200mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
投与量 | コース | 投与日 |
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2000mg/m²/日 経口分2 | 1~ | Day1~14 |
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
130mg/m² 点滴 | 1~ | Day1 |
1コース21日間。 |
- キイトルーダ® (添付文書¹⁾ / 適正使用情報²⁾*)
- エルプラット® (添付文書⁵⁾)
KEYNOTE-859⁶⁾のプロトコル
5-HT3受容体拮抗薬 + デキサメタゾンday1-3
CINVリスク因子保有症例はNK1受容体拮抗薬の併用を考慮
KEYNOTE-859試験⁶⁾のプロトコル
ペムブロリズマブ電子添文¹⁾の基準
主な有害事象 (カッコ内はGrade3~5)
ガイドラインでは、 HER2陰性胃癌1次治療において 「推奨される化学療法レジメン」 とされている。 通常の術後再発例はもちろん、 S-1レジメンとの使い分けとして術後補助療法S-1に不応となった早期再発例に対するXParTS試験⁷⁾の結果から、 早期再発例の第1選択とする医師もいる。 現時点でCAPOX+NIVOと使い分けの根拠はない。
CAPOX療法は、 オキサリプラチンの初回投与量が130mg/m²だが、 70歳以上高齢者を対象としたTCOG GI-1601試験⁸⁾初期解析において毒性により両薬剤の1段階減量による継続を結論づけられた。 S-1におけるWJOG8315G試験⁹⁾の結果と合わせて、 高齢者の初回投与量は100mg/m²が妥当かもしれない。
オキサリプラチンによるCIPN (化学療法誘発性末梢神経障害) により、 2次治療のPTX (パクリタキセル) 投与が困難になる時がある。 治療効果が十分と考えられ、 CIPNがGrade2となった場合は、 オキサリプラチンの中止を考慮する。
上記を考慮しオキサリプラチンについては計画中止も治療選択肢と考えられる。
海外の実臨床や臨床試験アームから考えるに、 オキサリプラチン130mg/m²なら6コース、 オキサリプラチン100mg/m²なら8コースでの投与終了も選択肢となる。
カペシタビンによる手足症候群の症状と、 オキサリプラチンによるCIPNの症状がオーバーラップするため問診時には混同しないように注意する。 SOXと異なり保湿剤による手足症候群の予防など対策を講じる必要がある。
最終更新日 : 2024年7月30日
監修医師 : 神奈川県立がんセンター消化器内科部長 町田望先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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