ノギテカン (ハイカムチン®)
【1コース】3週間
【催吐性】 軽度催吐性
【FN発症】高リスク (>20%)
JCOG0605試験¹⁾のプロトコル
ノギテカン1日1回1.0mg/㎡ (体表面積) を5日間連日点滴静注し、 少なくとも16日間休薬する
初回化学療法もしくは初回化学放射線療法が奏効し、 治療終了後90日以降に再発 (sensitive relapse) した小細胞肺癌に対してノギテカン療法 (NGT療法)に対する、 シスプラチン+エトポシド+イリノテカン療法 (PEI療法) の優越性を検証する第Ⅲ相ランダム化比較試験
【有効性】NGT療法群の結果
- ORR 27%
- mPFS 3.6ヵ月
- mOS 12.5ヵ月
【安全性】主な有害事象 (括弧内はGrade3~4)
- 好中球数減少 100% (85.6%)
- 白血球数減少 98.9% (51.1%)
- 貧血 88.9% (27.8%)
- 血小板数減少 77.8% (27.8%)
- ALT上昇 36.7% (1.1%)
- AST上昇 25.6% (0%)
- 悪心 45.6% (2.2%)
- 便秘 41.1% (1.1%)
- 倦怠感 37.8% (1.1%)
- 発熱 15.6% (1.1%)
- 下痢 13.3% (0%)
- 嘔吐 8.9% (0%)
- 粘膜炎 (臨床検査) 7.8% (0%)
- 粘膜炎 (機能性または症候性) 6.7% (0%)
- 脱毛症 27.8% (0%)
👨⚕️監修医師コメント : 欧米における2次治療の標準レジメン (*投与量が国内外で異なる) だが、 国内ではAmrubicin (AMR) が主流である。
以下はJCOG0605試験¹⁾より抜粋
20~75歳で、 組織学的または細胞学的に小細胞肺癌が確認され、 プラチナ製剤をベースとした一次化学療法または放射線療法が奏効した以下に該当する患者
初回基準量と増減量レベル
PS 0-2の再発小細胞肺癌 (sensitive relapse*) に対して、 本レジメンやAMR単剤療法、 PEI療法 (CDDP+ETP+CPT-11)、 CE療法 (CBDCA+ETP)を行うよう強く推奨されている [1A]
👨⚕️監修医師コメント : 欧米における2次治療の標準レジメン (*投与量が国内外で異なる) だが、 国内ではAmrubicin (AMR) が主流である。
2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2024年版
最終更新日 : 2024年11月17日
監修医師 : HOKUTO編集部医師監修
【1コース】3週間
【催吐性】 軽度催吐性
【FN発症】高リスク (>20%)
JCOG0605試験¹⁾のプロトコル
ノギテカン1日1回1.0mg/㎡ (体表面積) を5日間連日点滴静注し、 少なくとも16日間休薬する
初回化学療法もしくは初回化学放射線療法が奏効し、 治療終了後90日以降に再発 (sensitive relapse) した小細胞肺癌に対してノギテカン療法 (NGT療法)に対する、 シスプラチン+エトポシド+イリノテカン療法 (PEI療法) の優越性を検証する第Ⅲ相ランダム化比較試験
【有効性】NGT療法群の結果
- ORR 27%
- mPFS 3.6ヵ月
- mOS 12.5ヵ月
【安全性】主な有害事象 (括弧内はGrade3~4)
- 好中球数減少 100% (85.6%)
- 白血球数減少 98.9% (51.1%)
- 貧血 88.9% (27.8%)
- 血小板数減少 77.8% (27.8%)
- ALT上昇 36.7% (1.1%)
- AST上昇 25.6% (0%)
- 悪心 45.6% (2.2%)
- 便秘 41.1% (1.1%)
- 倦怠感 37.8% (1.1%)
- 発熱 15.6% (1.1%)
- 下痢 13.3% (0%)
- 嘔吐 8.9% (0%)
- 粘膜炎 (臨床検査) 7.8% (0%)
- 粘膜炎 (機能性または症候性) 6.7% (0%)
- 脱毛症 27.8% (0%)
👨⚕️監修医師コメント : 欧米における2次治療の標準レジメン (*投与量が国内外で異なる) だが、 国内ではAmrubicin (AMR) が主流である。
以下はJCOG0605試験¹⁾より抜粋
20~75歳で、 組織学的または細胞学的に小細胞肺癌が確認され、 プラチナ製剤をベースとした一次化学療法または放射線療法が奏効した以下に該当する患者
初回基準量と増減量レベル
PS 0-2の再発小細胞肺癌 (sensitive relapse*) に対して、 本レジメンやAMR単剤療法、 PEI療法 (CDDP+ETP+CPT-11)、 CE療法 (CBDCA+ETP)を行うよう強く推奨されている [1A]
👨⚕️監修医師コメント : 欧米における2次治療の標準レジメン (*投与量が国内外で異なる) だが、 国内ではAmrubicin (AMR) が主流である。
2) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン-悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む-2024年版
最終更新日 : 2024年11月17日
監修医師 : HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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