アレクチニブ (アレセンサ®)
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
300mg2錠2x | 連日内服 | Day 1~ |
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発のNSCLCに適応を有する。 |
開始前に間質性肺炎、 肝機能障害、 QT延長がないことを確認する。 |
連日内服、 PDまで継続する。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発のNSCLC: 成人には1回300mgを1日2回経口投与¹⁾
減量設定なし、忍容性が得られない場合は中止¹⁾
国内で2番目に承認された第2世代ALK阻害薬。 ALK陽性進行NSCLCは、 NSCLCの3~5%で認められ、 特に若年者や非喫煙者に多い²⁾。
ALK融合遺伝子陽性でPS 0-1の場合、 1次治療でALK-TKIを提案する [推奨とエビデンス: 1A]
1次治療ALK-TKI耐性または増悪後の症例に対して、 ALK-TKIは勧められるか?(一次治療で用いたALK-TKIと異なる薬剤の推奨)
NEJM. 2017 Aug 31;377(9):829-38.
国際共同無作為化非盲検の第3相試験
前治療歴のないALK陽性進行期NSCLC患者を対象に、 アレクチニブ (600mg 1日2回) とクリゾチニブ (250mg 1日2回)を比較した。 2014年8月~2016年1月の間、 98施設より303例が登録され、 アレクチニブ群 152例、 クリゾチニブ群 151例が無作為に割り付けられた。
無増悪生存期間 [主要評価項目]
HR 0.47 (0.34−0.65、 P<0.001)
奏功割合
Lancet. 2017 Jul 1;390(10089):29-39. / Lung Cancer. 2020 Jan;139:195-199.
日本人患者対象の第3相試験
日本人進行ALK遺伝子転座陽性非小細胞肺癌患者を対象に、 アレクチニブ (300mg 1日2回) とクリゾチニブ (250mg 1日2回) を比較した。 2013年11月18日~2015年8月4日の間に207例が登録され、 アレクチニブ群 103例、 クリゾチニブ群 104例が無作為に割り付けられた。
無増悪生存期間 [主要評価項目 最終解析]
HR 0.37 (0.26-0.52、 P<0.001)
奏功割合
ALK融合遺伝子陽性のPS不良患者を対象として、 アレクチニブ単剤療法の有効性および安全性を評価した第Ⅱ相試験。 対象患者は計18例 (PS2: 12例、 PS3: 5例、 PS4: 1例)。 有効性は以下のとおりで、 安全性に大きな問題はなかった。
1) 中外製薬株式会社 「アレセンサ®適正使用ガイド」 (2020年2月改訂) [最終確認 2023/02/23]
2) 日本肺癌学会バイオマーカー委員会. 肺癌患者におけるALK融合遺伝子検査の手引き第4.0版
3) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン−悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む−2022年版
最終更新日:2023年2月23日
HOKUTO編集部医師監修
投与量 | コース | 投与日 |
---|---|---|
300mg2錠2x | 連日内服 | Day 1~ |
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発のNSCLCに適応を有する。 |
開始前に間質性肺炎、 肝機能障害、 QT延長がないことを確認する。 |
連日内服、 PDまで継続する。 |
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではございません. 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください.
ALK融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発のNSCLC: 成人には1回300mgを1日2回経口投与¹⁾
減量設定なし、忍容性が得られない場合は中止¹⁾
国内で2番目に承認された第2世代ALK阻害薬。 ALK陽性進行NSCLCは、 NSCLCの3~5%で認められ、 特に若年者や非喫煙者に多い²⁾。
ALK融合遺伝子陽性でPS 0-1の場合、 1次治療でALK-TKIを提案する [推奨とエビデンス: 1A]
1次治療ALK-TKI耐性または増悪後の症例に対して、 ALK-TKIは勧められるか?(一次治療で用いたALK-TKIと異なる薬剤の推奨)
NEJM. 2017 Aug 31;377(9):829-38.
国際共同無作為化非盲検の第3相試験
前治療歴のないALK陽性進行期NSCLC患者を対象に、 アレクチニブ (600mg 1日2回) とクリゾチニブ (250mg 1日2回)を比較した。 2014年8月~2016年1月の間、 98施設より303例が登録され、 アレクチニブ群 152例、 クリゾチニブ群 151例が無作為に割り付けられた。
無増悪生存期間 [主要評価項目]
HR 0.47 (0.34−0.65、 P<0.001)
奏功割合
Lancet. 2017 Jul 1;390(10089):29-39. / Lung Cancer. 2020 Jan;139:195-199.
日本人患者対象の第3相試験
日本人進行ALK遺伝子転座陽性非小細胞肺癌患者を対象に、 アレクチニブ (300mg 1日2回) とクリゾチニブ (250mg 1日2回) を比較した。 2013年11月18日~2015年8月4日の間に207例が登録され、 アレクチニブ群 103例、 クリゾチニブ群 104例が無作為に割り付けられた。
無増悪生存期間 [主要評価項目 最終解析]
HR 0.37 (0.26-0.52、 P<0.001)
奏功割合
ALK融合遺伝子陽性のPS不良患者を対象として、 アレクチニブ単剤療法の有効性および安全性を評価した第Ⅱ相試験。 対象患者は計18例 (PS2: 12例、 PS3: 5例、 PS4: 1例)。 有効性は以下のとおりで、 安全性に大きな問題はなかった。
1) 中外製薬株式会社 「アレセンサ®適正使用ガイド」 (2020年2月改訂) [最終確認 2023/02/23]
2) 日本肺癌学会バイオマーカー委員会. 肺癌患者におけるALK融合遺伝子検査の手引き第4.0版
3) 日本肺癌学会. 肺癌診療ガイドライン−悪性胸膜中皮腫・ 胸腺腫瘍含む−2022年版
最終更新日:2023年2月23日
HOKUTO編集部医師監修
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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