概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。

薬剤情報

- ランダ® (添付文書)

- アリムタ® (添付文書 / 適正使用情報)

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投与スケジュール

【1コース】21日
【催吐性】 高度催吐性
【FN発症】低リスク 

第Ⅲ試験¹⁾および電子添文のプロトコル

J Clin Oncol. 2003 Jul 15;21(14):2636-44.より作図
電子添文の用法及び用量
シスプラチン²⁾ : 75mg/m²を1日1回投与し少なくとも20日間休薬
ペメトレキセド³⁾⁴⁾: シスプラチンとの併用において、 1日1回500mg/m²を10分間かけて点滴静注し、 少なくとも20日間休薬

KeyData|臨床試験結果

第Ⅲ試験¹⁾

Grade3~4の主な有害事象

  • 好中球数減少 27.9%
  • 白血球数減少 17.7%
  • 血小板数減少 5.8%
  • ヘモグロビン数減少 4.8%
  • 発熱性好中球減少症 1.8%
  • 悪心 14.6%
  • 嘔吐 13.3%
  • 倦怠感 10.2%
  • 下痢 4.4%
  • 口内炎 4.0%

各プロトコル

投与開始基準

ペメトレキセド適正使用ガイド⁴⁾

アリムタ®適正使用ガイド (2022年2月作成)より作図

減量・休薬・中止基準

ペメトレキセド電子添文³⁾/適正使用ガイド⁴⁾

2回の減量後にGrade3、 4の血液毒性あるいは非血液毒性が認められた場合は中止

アリムタ®電子添文 (2020年9月改訂第2版)、 適正使用ガイド (2022年2月作成)より作図

特徴と注意点

監修医コメント : NSCLCにおける投与と異なり、 維持療法は行われていない。

前投薬について

ペメトレキセドによる重篤な副作用の発現を軽減するため、 以下のように葉酸及びビタミンB12を投与する

  • 葉酸 : 初回投与の7日以上前から1日1回0.5mgを連日経口投与、 投与を中止または終了の場合には、 最終投与日から22日目まで可能な限り葉酸を投与
  • ビタミンB12 : 初回投与の少なくとも7日前に、 1回1mgを筋肉内投与、 投与期間中及び投与中止後22日目まで9週ごと (3コースごと) に1回投与

出典

  1. Phase III study of pemetrexed in combination with cisplatin versus cisplatin alone in patients with malignant pleural mesothelioma. J Clin Oncol. 2003 Jul 15;21(14):2636-44. PMID: 12860938
  2. 日本化薬. ランダ®電子添文 (2020年9月改訂第2版) [最終閲覧 : 2024/03/19]
  3. 日本イーライリリー. アリムタ®電子添文 (2020年9月改訂第2版) [最終閲覧 : 2024/03/19]
  4. 日本イーライリリー. アリムタ®適正使用ガイド (2022年2月作成) [最終閲覧 : 2024/03/19]
その他情報は随時更新予定です
最終更新日 : 2024年8月19日
監修医師 : 和歌山県立医科大学附属病院 准教授 赤松 弘朗先生

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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シスプラチン²⁾ : 75mg/m²を1日1回投与し少なくとも20日間休薬
ペメトレキセド³⁾⁴⁾: シスプラチンとの併用において、 1日1回500mg/m²を10分間かけて点滴静注し、 少なくとも20日間休薬

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第Ⅲ試験¹⁾

Grade3~4の主な有害事象

  • 好中球数減少 27.9%
  • 白血球数減少 17.7%
  • 血小板数減少 5.8%
  • ヘモグロビン数減少 4.8%
  • 発熱性好中球減少症 1.8%
  • 悪心 14.6%
  • 嘔吐 13.3%
  • 倦怠感 10.2%
  • 下痢 4.4%
  • 口内炎 4.0%

各プロトコル

投与開始基準

ペメトレキセド適正使用ガイド⁴⁾

アリムタ®適正使用ガイド (2022年2月作成)より作図

減量・休薬・中止基準

ペメトレキセド電子添文³⁾/適正使用ガイド⁴⁾

2回の減量後にGrade3、 4の血液毒性あるいは非血液毒性が認められた場合は中止

アリムタ®電子添文 (2020年9月改訂第2版)、 適正使用ガイド (2022年2月作成)より作図

特徴と注意点

監修医コメント : NSCLCにおける投与と異なり、 維持療法は行われていない。

前投薬について

ペメトレキセドによる重篤な副作用の発現を軽減するため、 以下のように葉酸及びビタミンB12を投与する

  • 葉酸 : 初回投与の7日以上前から1日1回0.5mgを連日経口投与、 投与を中止または終了の場合には、 最終投与日から22日目まで可能な限り葉酸を投与
  • ビタミンB12 : 初回投与の少なくとも7日前に、 1回1mgを筋肉内投与、 投与期間中及び投与中止後22日目まで9週ごと (3コースごと) に1回投与

出典

  1. Phase III study of pemetrexed in combination with cisplatin versus cisplatin alone in patients with malignant pleural mesothelioma. J Clin Oncol. 2003 Jul 15;21(14):2636-44. PMID: 12860938
  2. 日本化薬. ランダ®電子添文 (2020年9月改訂第2版) [最終閲覧 : 2024/03/19]
  3. 日本イーライリリー. アリムタ®電子添文 (2020年9月改訂第2版) [最終閲覧 : 2024/03/19]
  4. 日本イーライリリー. アリムタ®適正使用ガイド (2022年2月作成) [最終閲覧 : 2024/03/19]
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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レジメン(呼吸器)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。

なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。

また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。

NSCLC (遺伝子変異/転座+)
NSCLC (遺伝子変異/転座−)
NSCLC (Ⅲ期、CRT後)
NSCLC (周術期)
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