ドセタキセル+ダロルタミド (ニュベクオ®)
添付文書¹⁾³⁾ ARASENS試験⁵⁾のプロトコル
1コース21日間で、 ドセタキセル 75mg/m² 点滴をDay1に、 ダロルタミド1回600mg1日2回食後に連日経口投与する。
アンドロゲン遮断療法 (ADT) 開始後12週以内にダロルタミドを開始し、ダロルタミド開始後6週以内にDTXを開始 (DTXは6サイクルで終了)。
N Engl J Med. 2022;386(12):1132-42.
転移性ホルモン感受性前立腺癌 (mHSPC) の患者を対象に、 アンドロゲン除去療法 (ADT) とドセタキセル (DTX) 併用へのダロルタミド (DAR) 追加をプラセボと比較した第III相臨床試験。 主要評価項目は全生存期間 (OS)。
有効性|DTX+DAR療法群
安全性|主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ARASENS試験⁵⁾のプロトコル
ドセタキセルの延期
- ビリルビン : >正常値上限
- AST及び / 又はALT : >正常値上限の1.5倍
ドセタキセル減量・中止
以下の場合、 75mg/m²ら60mg/m²に減量。 減量後も持続する場合、 ドセタキセル投与中止
- 発熱性好中球減少症
- <500/mm³の好中球数が1週間を超えて持続
- 重度又は累積的皮膚反応
- 重度末梢性ニューロパチー
ダロルタミドの減量・休薬基準
Grade3以上または忍容できない副作用があらわれた場合、 回復するまで休薬。 回復後、 1回300mg1日2回に減量で再開を考慮。 患者の状態により、 通常用量に増量も可能である。
1) サノフィ株式会社. ワンタキソテール®電子添文 (2024年6月改訂第5版) [最終閲覧 : 2024/11/29]
2) サノフィ株式会社. ワンタキソテール®適正使用ガイド (2024年11月作成) [最終閲覧 : 2024/11/29]
3) バイエル薬品株式会社. ニュベクオ®電子添文 (2024年1月改訂 第6版) [最終閲覧 : 2024/11/29]
4) バイエル薬品株式会社. ニュベクオ®適正使用ガイド (2024年1月作成 第8版) [最終閲覧 : 2024/11/29]
最終更新日 : 2024年11月29日
監修医師 : 国立がん研究センター東病院 腫瘍内科 近藤 千紘先生
添付文書¹⁾³⁾ ARASENS試験⁵⁾のプロトコル
1コース21日間で、 ドセタキセル 75mg/m² 点滴をDay1に、 ダロルタミド1回600mg1日2回食後に連日経口投与する。
アンドロゲン遮断療法 (ADT) 開始後12週以内にダロルタミドを開始し、ダロルタミド開始後6週以内にDTXを開始 (DTXは6サイクルで終了)。
N Engl J Med. 2022;386(12):1132-42.
転移性ホルモン感受性前立腺癌 (mHSPC) の患者を対象に、 アンドロゲン除去療法 (ADT) とドセタキセル (DTX) 併用へのダロルタミド (DAR) 追加をプラセボと比較した第III相臨床試験。 主要評価項目は全生存期間 (OS)。
有効性|DTX+DAR療法群
安全性|主な有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
注意すべき有害事象 (カッコ内はGrade3~4)
ARASENS試験⁵⁾のプロトコル
ドセタキセルの延期
- ビリルビン : >正常値上限
- AST及び / 又はALT : >正常値上限の1.5倍
ドセタキセル減量・中止
以下の場合、 75mg/m²ら60mg/m²に減量。 減量後も持続する場合、 ドセタキセル投与中止
- 発熱性好中球減少症
- <500/mm³の好中球数が1週間を超えて持続
- 重度又は累積的皮膚反応
- 重度末梢性ニューロパチー
ダロルタミドの減量・休薬基準
Grade3以上または忍容できない副作用があらわれた場合、 回復するまで休薬。 回復後、 1回300mg1日2回に減量で再開を考慮。 患者の状態により、 通常用量に増量も可能である。
1) サノフィ株式会社. ワンタキソテール®電子添文 (2024年6月改訂第5版) [最終閲覧 : 2024/11/29]
2) サノフィ株式会社. ワンタキソテール®適正使用ガイド (2024年11月作成) [最終閲覧 : 2024/11/29]
3) バイエル薬品株式会社. ニュベクオ®電子添文 (2024年1月改訂 第6版) [最終閲覧 : 2024/11/29]
4) バイエル薬品株式会社. ニュベクオ®適正使用ガイド (2024年1月作成 第8版) [最終閲覧 : 2024/11/29]
最終更新日 : 2024年11月29日
監修医師 : 国立がん研究センター東病院 腫瘍内科 近藤 千紘先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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