概要
監修医師
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
2024/9/30時点、 乳房外パジェット病に対し本邦適応外レジメン

用法用量

1回40~60mg 1日2回など

適応外であり、 使用時は一般的な用法用量を参考に、 患者状態に応じて判断する。

エキスパートによるワンポイント

奏効した症例報告は存在する

現在、 薬物療法を必要とする根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対して保険適用のある薬剤は2024年2月9日に効能効果が追加された二ボルマブのみである。

なお、 ニボルマブの登場までに様々な化学療法が報告されてきている。 S-1療法についてはドセタキセルで病勢が進行した症例に対して使用され、 奏効した症例報告が存在する¹⁾。 ただし、 症例報告での有効例のみであり、 有効性・安全性は引用文献中に記載はない¹⁾。

出典

1) S-1 induced a durable response in metastatic extramammary Paget's disease. J Dermatol. 2013 Aug;40(8):664-5. PMID: 23682853

最終更新日 : 2024年9月30日
監修医師 : 国立がん研究センター中央病院 皮膚腫瘍科  緒方大先生

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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エキスパートによるワンポイント

奏効した症例報告は存在する

現在、 薬物療法を必要とする根治切除不能な進行・再発の乳房外パジェット病に対して保険適用のある薬剤は2024年2月9日に効能効果が追加された二ボルマブのみである。

なお、 ニボルマブの登場までに様々な化学療法が報告されてきている。 S-1療法についてはドセタキセルで病勢が進行した症例に対して使用され、 奏効した症例報告が存在する¹⁾。 ただし、 症例報告での有効例のみであり、 有効性・安全性は引用文献中に記載はない¹⁾。

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1) S-1 induced a durable response in metastatic extramammary Paget's disease. J Dermatol. 2013 Aug;40(8):664-5. PMID: 23682853

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レジメン(皮膚)

がん薬物療法における治療計画をまとめたものです。

主要論文や適正使用ガイドをもとにした用量調整プロトコール、 有害事象対応をご紹介します。

なお、 本ツールは医師向けの教育用資料であり、 実臨床での使用は想定しておりません。 最新の添付文書やガイドラインを必ずご確認下さい。

また、 一般の方への情報提供ではないことを予めご了承ください。

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