医師の平均年収を診療科別で比較した統計は、 探してみると意外に見つかりません。 そこで今回は、 医師会員にアンケートをした結果をご紹介します。
よくインターネットで見かけるのは、 厚生労働省が所管する独立行政法人 「労働政策研究・研修機構」 が公表している 「勤務医の就労実態と意識に関する調査」 です。 上位の診療科は以下の通りです。
1. 脳神経外科 : 1,480万円
2. 産科・婦人科 : 1,466万円
3. 外科 : 1,374万円
4. 麻酔科 : 1,335万円
5. 整形外科 : 1,289万円
この調査は全国の勤務医 (20床以上) を対象として、 医師3467人から有効回答を得ています。 ただ、 調査時期が2011年12月とかなり前 です。
HOKUTO編集部は2024年10月、 医師会員にHOKUTOアプリ上でアンケート。 診療科別の平均年収に関しては5452人の先生から有効回答を得ました。
診療科別の平均年収は研修医を除いた上で、 ①あくまで自己申告のものである ②年収200万円以下、 1億円以上を 「外れ値」 として対象外としている ③統計に基づく世論調査ではない―― ことにご留意下さい。
全診療科の平均年収は1441万円。 診療科別で年収が高かったのは①集中治療科 (1755万円) ②整形外科 (1692万円) ③脳神経外科 (1688万円) ――でした。
一方、 最も年収が低かったのは、 その他の外科 (1157万円) でした。
全体の結果は以下の表です。 なお、 回答がなかった診療科は記載されておりません。 ご了承下さい。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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