ペムブロリズマブ (キイトルーダ®)
KEYNOTE-522¹⁾²⁾ : ホルモン受容体陰性かつHER2陰性再発高リスク乳癌の術前・術後療法
KEYNOTE-522試験では、術前療法としてペムブロリズマブ200mg 3週間間隔投与と化学療法を併用し、 術後療法としてペムブロリズマブ200mg 3週間間隔投与を9コース投与した。
なお、 添付文書上は6週間隔投与も可能。 投与回数は3週間間隔投与の場合、 術後薬物療法は9回まで、 6週間間隔投与の場合、 術後薬物療法は5回までとする。
KEYNOTE-522¹⁾²⁾ : 前治療歴のないトリプルネガティブ乳癌でPS0、1の以下に該当する患者 (一部抜粋)
ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法としてペムブロリズマブ単剤で投与する。
早期トリプルネガティブ乳癌患者において、 術前ペムブロリズマブと化学療法の併用+術後ペムブロリズマブ投与の効果を、 術前化学療法単独を対照に検証した第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験KEYNOTE-522の結果より、 病理学的完全奏効 (pCR) 率と無イベント生存期間 (EFS) を有意に改善させることが示された。
主な有害事象
pCR率 (ypT0/Tis ypN0)
p<0.001
サブグループ解析
PD-L1発現を含め、 事前規定された全サブグループにおいて、 ペムブロリズマブ群のプラセボ群に対する優位性が概ね一貫して認められた。
EFS
イベント数
HR 0.63、 (95%CI 0.48-0.82)、 p<0.001
EFS率 (36ヵ月時)
サブグループ解析
PD-L1発現およびリンパ節転移の数を含め、 事前に規定された全てのサブグループにおいて、 ペムブロリズマブ群のプラセボ群に対する優位性が概ね一貫して認められた。
pCR率 (ypT0 ypN0)
pCR率 (ypT0/Tis)
PD-L1陽性患者のpCR率 (ypT0/Tis ypN0)
PD-L1陰性患者のpCR率 (ypT0/Tis ypN0)
OS
イベント数
HR 0.72、 (95%CI 0.51-1.02)
OS率 (36ヵ月時)
最終更新日 : 2025年3月10日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
執筆 : 公益財団法人 がん研究会 がん研有明病院 薬剤部 平岡 知子先生
KEYNOTE-522¹⁾²⁾ : ホルモン受容体陰性かつHER2陰性再発高リスク乳癌の術前・術後療法
KEYNOTE-522試験では、術前療法としてペムブロリズマブ200mg 3週間間隔投与と化学療法を併用し、 術後療法としてペムブロリズマブ200mg 3週間間隔投与を9コース投与した。
なお、 添付文書上は6週間隔投与も可能。 投与回数は3週間間隔投与の場合、 術後薬物療法は9回まで、 6週間間隔投与の場合、 術後薬物療法は5回までとする。
KEYNOTE-522¹⁾²⁾ : 前治療歴のないトリプルネガティブ乳癌でPS0、1の以下に該当する患者 (一部抜粋)
ホルモン受容体陰性かつHER2陰性で再発高リスクの乳癌における術後薬物療法としてペムブロリズマブ単剤で投与する。
早期トリプルネガティブ乳癌患者において、 術前ペムブロリズマブと化学療法の併用+術後ペムブロリズマブ投与の効果を、 術前化学療法単独を対照に検証した第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験KEYNOTE-522の結果より、 病理学的完全奏効 (pCR) 率と無イベント生存期間 (EFS) を有意に改善させることが示された。
主な有害事象
pCR率 (ypT0/Tis ypN0)
p<0.001
サブグループ解析
PD-L1発現を含め、 事前規定された全サブグループにおいて、 ペムブロリズマブ群のプラセボ群に対する優位性が概ね一貫して認められた。
EFS
イベント数
HR 0.63、 (95%CI 0.48-0.82)、 p<0.001
EFS率 (36ヵ月時)
サブグループ解析
PD-L1発現およびリンパ節転移の数を含め、 事前に規定された全てのサブグループにおいて、 ペムブロリズマブ群のプラセボ群に対する優位性が概ね一貫して認められた。
pCR率 (ypT0 ypN0)
pCR率 (ypT0/Tis)
PD-L1陽性患者のpCR率 (ypT0/Tis ypN0)
PD-L1陰性患者のpCR率 (ypT0/Tis ypN0)
OS
イベント数
HR 0.72、 (95%CI 0.51-1.02)
OS率 (36ヵ月時)
最終更新日 : 2025年3月10日
監修医師 : HOKUTO編集部監修医師
執筆 : 公益財団法人 がん研究会 がん研有明病院 薬剤部 平岡 知子先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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