パクリタキセル (タキソール®)
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
タキソール® (添付文書)
N Engl J Med. 2008 Apr 17;358(16):1663-71.¹⁾より抜粋
N Engl J Med. 2008 Apr 17;358(16):1663-71.¹⁾より抜粋
試験の有害事象データを一部引用
主な有害事象
転移性乳癌患者において、 パクリタキセルの週1回投与の効果を、 パクリタキセルの3週毎投与を対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験CALGB protocol 9840の結果より、 奏効率と無増悪期間 (TTP) に対する有益性が示された。
全患者
オッズ比 1.75 (95%CI 1.28-2.37)、 p=0.0004
HER2陰性患者 (1Wと3Wの比較)
オッズ比 2.28 (95%CI 1.27-4.08)、 p=0.0053
HER2陰性患者 (トラスツズマブ有無による比較)
オッズ比 1.35 (95%CI 0.78-2.34)、 p=0.28
HER2陽性患者 (1Wと3Wの比較)
オッズ比 0.89 (95%CI 0.49-1.63)、 p=0.71
全患者
HR 1.43、 p<0.0001
HER2陰性患者 (トラスツズマブ有無による比較)
p=0.28
全患者
HR 1.28 (95%CI 1.06-1.54)、 p=0.0092
HER2陰性患者 (トラスツズマブ有無による比較)
p=0.65
腋窩リンパ節転移陽性もしくは陰性の高リスク乳癌患者において、 ドキソルビシン (DXR) とシクロホスファミド (CPA) 後のタキサン系抗癌薬 (パクリタキセル:PTX、 ドセタキセル:DTX) を1週毎、 3週毎に投与を行う効果を検証した第Ⅲ相無作為化比較試験の結果より、 PTXの1週毎投与の無病生存期間 (DFS) および全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。
P3群 vs P1群
HR 1.27 (95%CI 1.03-1.57)、 p=0.006
P3群 vs D3群
HR 1.23 (95%CI 1.00-1.52)、 p=0.02
P3群 vs D1群
HR 1.09 (95%CI 0.89-1.34)、 p=0.29
P3群 vs P1群
HR 0.84 (95%CI 0.73-0.96)
P3群 vs D3群
HR 0.79 (95%CI 0.68-0.90)
P3群 vs D1群
HR 0.96 (95%CI 0.84-1.10)
P3群 vs P1群
HR 1.32 (95%CI 1.02-1.72)、 p=0.01
P3群 vs D3群
HR 1.13 (95%CI 0.88-1.46)、 p=0.25
P3群 vs D1群
HR 1.02 (95%CI 0.80-1.32)、 p=0.80
P1群 vs P3群
HR 0.87 (95%CI 0.75-1.02)
D3群 vs P3群
HR 0.86 (95%CI 0.73-1.00)
D1群 vs P3群
HR 1.02 (95%CI 0.88-1.18)
最終更新日:2023年10月31日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
執筆:NTT東日本関東病院 薬剤部 兼平 暖先生
本コンテンツは特定の治療法を推奨するものではありません。 個々の患者の病態や、 実際の薬剤情報やガイドラインを確認の上、 利用者の判断と責任でご利用ください。
タキソール® (添付文書)
N Engl J Med. 2008 Apr 17;358(16):1663-71.¹⁾より抜粋
N Engl J Med. 2008 Apr 17;358(16):1663-71.¹⁾より抜粋
試験の有害事象データを一部引用
主な有害事象
転移性乳癌患者において、 パクリタキセルの週1回投与の効果を、 パクリタキセルの3週毎投与を対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験CALGB protocol 9840の結果より、 奏効率と無増悪期間 (TTP) に対する有益性が示された。
全患者
オッズ比 1.75 (95%CI 1.28-2.37)、 p=0.0004
HER2陰性患者 (1Wと3Wの比較)
オッズ比 2.28 (95%CI 1.27-4.08)、 p=0.0053
HER2陰性患者 (トラスツズマブ有無による比較)
オッズ比 1.35 (95%CI 0.78-2.34)、 p=0.28
HER2陽性患者 (1Wと3Wの比較)
オッズ比 0.89 (95%CI 0.49-1.63)、 p=0.71
全患者
HR 1.43、 p<0.0001
HER2陰性患者 (トラスツズマブ有無による比較)
p=0.28
全患者
HR 1.28 (95%CI 1.06-1.54)、 p=0.0092
HER2陰性患者 (トラスツズマブ有無による比較)
p=0.65
腋窩リンパ節転移陽性もしくは陰性の高リスク乳癌患者において、 ドキソルビシン (DXR) とシクロホスファミド (CPA) 後のタキサン系抗癌薬 (パクリタキセル:PTX、 ドセタキセル:DTX) を1週毎、 3週毎に投与を行う効果を検証した第Ⅲ相無作為化比較試験の結果より、 PTXの1週毎投与の無病生存期間 (DFS) および全生存期間 (OS) に対する有効性が示された。
P3群 vs P1群
HR 1.27 (95%CI 1.03-1.57)、 p=0.006
P3群 vs D3群
HR 1.23 (95%CI 1.00-1.52)、 p=0.02
P3群 vs D1群
HR 1.09 (95%CI 0.89-1.34)、 p=0.29
P3群 vs P1群
HR 0.84 (95%CI 0.73-0.96)
P3群 vs D3群
HR 0.79 (95%CI 0.68-0.90)
P3群 vs D1群
HR 0.96 (95%CI 0.84-1.10)
P3群 vs P1群
HR 1.32 (95%CI 1.02-1.72)、 p=0.01
P3群 vs D3群
HR 1.13 (95%CI 0.88-1.46)、 p=0.25
P3群 vs D1群
HR 1.02 (95%CI 0.80-1.32)、 p=0.80
P1群 vs P3群
HR 0.87 (95%CI 0.75-1.02)
D3群 vs P3群
HR 0.86 (95%CI 0.73-1.00)
D1群 vs P3群
HR 1.02 (95%CI 0.88-1.18)
最終更新日:2023年10月31日
監修医師:HOKUTO編集部監修医師
執筆:NTT東日本関東病院 薬剤部 兼平 暖先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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