トラベクテジン (ヨンデリス®)
【1コース】21日間
【催吐性】 中等度催吐性
1回1.2mg/m² (体表面積) を24時間かけて点滴静注し、 少なくとも20日間休薬¹⁾
遠隔転移のある進行悪性軟部肉腫 (平滑筋肉腫、 脂肪肉腫) に対して、 セカンドライン以降の治療として、 トラベクテジン単剤は、 ダカルバジン単剤と比較して、 主要評価項目のOS (全生存期間) を有意に延長した (MST:生存期間中央値 : 13.5 vs.11.5ヵ月) (Lancet 2016; 387: 1629–37)。
ダカルバジンとの第三相試験でOSが優ったエリブリンとの直接の比較試験はないが、 セカンドラインとしては、 エリブリンがあるので、 トラベクテジン単剤療法は、 サードライン以降の選択肢となると思われる。
24時間持続点滴しなければならないため、 中心静脈ポート造設が必要である。 注意すべき有害事象としては、 骨髄抑制である。
電子添文¹⁾の減量基準
1段階ごとに減量、 最低投与量は0.8mg/m²
初回基準量と減量レベル
最終更新日 : 2024年12月27日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
【1コース】21日間
【催吐性】 中等度催吐性
1回1.2mg/m² (体表面積) を24時間かけて点滴静注し、 少なくとも20日間休薬¹⁾
遠隔転移のある進行悪性軟部肉腫 (平滑筋肉腫、 脂肪肉腫) に対して、 セカンドライン以降の治療として、 トラベクテジン単剤は、 ダカルバジン単剤と比較して、 主要評価項目のOS (全生存期間) を有意に延長した (MST:生存期間中央値 : 13.5 vs.11.5ヵ月) (Lancet 2016; 387: 1629–37)。
ダカルバジンとの第三相試験でOSが優ったエリブリンとの直接の比較試験はないが、 セカンドラインとしては、 エリブリンがあるので、 トラベクテジン単剤療法は、 サードライン以降の選択肢となると思われる。
24時間持続点滴しなければならないため、 中心静脈ポート造設が必要である。 注意すべき有害事象としては、 骨髄抑制である。
電子添文¹⁾の減量基準
1段階ごとに減量、 最低投与量は0.8mg/m²
初回基準量と減量レベル
最終更新日 : 2024年12月27日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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