ドキソルビシン + イホスファミド
- アドリアシン® (添付文書¹⁾)
- イホマイド® (添付文書²⁾)
【1コース】21日間
【催吐性】 高度催吐性
術前に3コース、 術後に2コースの計5コースの化学療法を実施 (ドキソルビシン 30mg/m²/日 day1-2 (計60mg/m²) + イホスファミド2g/m²/日 day1-5 (計10g/m²) を1サイクル3週で繰り返す)
AI (ADM+IFM)療法は、 遠隔転移のある進行悪性軟部肉腫に対して、 ADM単剤とのRCT (ランダム化比較試験) が行われた (Lancet Oncol. 2014;15(4):415–23.) が、 有意差は認めなかった。
高リスク患者に対する術前後の補助療法としてのAI療法については、 オプションとして、 選択肢の一つになると考えられる。 注意すべき有害事象としては、 ADMとのIFMの2剤併用となるため、 骨髄抑制が高度であることである。 FN(発熱性好中球減少症) リスクは、 高度 (>20%) になるため、 予防的G-CSFの適応となる。
Jpn J Clin Oncol. 2009 Apr;39(4):271-3.
高悪性度非円形細胞軟部肉腫患者を対象に、 AI療法による術前・術後療法の有効性と安全性を評価する第II相臨床試験。
この試験では、 術前に3コース、 術後に2コースの計5コースの化学療法を実施し、 その結果、 長期にわたる安定した良好な成績が示され、 新たな標準治療として位置づけられた。
Br J Cancer. 2022 Nov;127(8):1487-1496.
JCOG0304試験の成果を踏まえ、 より副作用が軽減された治療法の開発を目的として実施されたAI療法とGD療法 (ゲムシタビン+ドセタキセル) を比較するランダム化第II/III相試験
結果、 GD療法はAI療法に比べて毒性は軽度であったものの、 有効性に関して劣らないとは言えないことが判明した。
最終更新日 : 2024年12月27日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
- アドリアシン® (添付文書¹⁾)
- イホマイド® (添付文書²⁾)
【1コース】21日間
【催吐性】 高度催吐性
術前に3コース、 術後に2コースの計5コースの化学療法を実施 (ドキソルビシン 30mg/m²/日 day1-2 (計60mg/m²) + イホスファミド2g/m²/日 day1-5 (計10g/m²) を1サイクル3週で繰り返す)
AI (ADM+IFM)療法は、 遠隔転移のある進行悪性軟部肉腫に対して、 ADM単剤とのRCT (ランダム化比較試験) が行われた (Lancet Oncol. 2014;15(4):415–23.) が、 有意差は認めなかった。
高リスク患者に対する術前後の補助療法としてのAI療法については、 オプションとして、 選択肢の一つになると考えられる。 注意すべき有害事象としては、 ADMとのIFMの2剤併用となるため、 骨髄抑制が高度であることである。 FN(発熱性好中球減少症) リスクは、 高度 (>20%) になるため、 予防的G-CSFの適応となる。
Jpn J Clin Oncol. 2009 Apr;39(4):271-3.
高悪性度非円形細胞軟部肉腫患者を対象に、 AI療法による術前・術後療法の有効性と安全性を評価する第II相臨床試験。
この試験では、 術前に3コース、 術後に2コースの計5コースの化学療法を実施し、 その結果、 長期にわたる安定した良好な成績が示され、 新たな標準治療として位置づけられた。
Br J Cancer. 2022 Nov;127(8):1487-1496.
JCOG0304試験の成果を踏まえ、 より副作用が軽減された治療法の開発を目的として実施されたAI療法とGD療法 (ゲムシタビン+ドセタキセル) を比較するランダム化第II/III相試験
結果、 GD療法はAI療法に比べて毒性は軽度であったものの、 有効性に関して劣らないとは言えないことが判明した。
最終更新日 : 2024年12月27日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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