ゲムシタビン (ジェムザール®)
【催吐性】 軽度催吐性
>> GEM + BVはこちら
国際第III相試験³⁾のプロトコル
電子添文¹⁾の用法および用量
1回1000mg/m²を30分かけて点滴静注し、 週1回投与を3週連続し、 4週目は休薬
対象: プラチナ抵抗性卵巣癌患者195例
方法: GEM群 vs PLD群
【有効性】GEM群
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 Grade3~4)
プラチナ抵抗性再発卵巣がん患者に対するリポソーマルドキソルビシン (PLD)と比較したこのランダム化比較試験では、 RR (奏効率) は、 6.1% (GEM)、 8.3% (PLD)、 PFS (無増悪生存期間) は、 3.6ヵ月 (GEM)、 3.1ヵ月 (PLD)と有意差はありませんでした。
GEMの副作用は、 骨髄毒性が主なものであり、 非血液毒性は比較的マイルドで、 外来投与しやすいです。 プラチナ抵抗性再発卵巣がんに対する、 レジメンは、 PLDをはじめ複数存在しますが、 どのレジメンが最もよいのかは、 結論が得られていません。
また、 BSC (Best supportive care)との比較も行われていませんので、 プラチナ抵抗性再発卵巣がんに対して、 化学療法を行うことのベネフィットも示されていないとも言えます。
プラチナ抵抗性再発卵巣がん患者さんに、 どのレジメンを使用するかは、 副作用のプロファイル、 投与スケジュールなどを考慮して、 患者さんと相談しながら、 考えていくのがよいと思います。
最終更新日 : 2024年7月23日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
【催吐性】 軽度催吐性
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電子添文¹⁾の用法および用量
1回1000mg/m²を30分かけて点滴静注し、 週1回投与を3週連続し、 4週目は休薬
対象: プラチナ抵抗性卵巣癌患者195例
方法: GEM群 vs PLD群
【有効性】GEM群
【安全性】主な有害事象 (カッコ内 Grade3~4)
プラチナ抵抗性再発卵巣がん患者に対するリポソーマルドキソルビシン (PLD)と比較したこのランダム化比較試験では、 RR (奏効率) は、 6.1% (GEM)、 8.3% (PLD)、 PFS (無増悪生存期間) は、 3.6ヵ月 (GEM)、 3.1ヵ月 (PLD)と有意差はありませんでした。
GEMの副作用は、 骨髄毒性が主なものであり、 非血液毒性は比較的マイルドで、 外来投与しやすいです。 プラチナ抵抗性再発卵巣がんに対する、 レジメンは、 PLDをはじめ複数存在しますが、 どのレジメンが最もよいのかは、 結論が得られていません。
また、 BSC (Best supportive care)との比較も行われていませんので、 プラチナ抵抗性再発卵巣がんに対して、 化学療法を行うことのベネフィットも示されていないとも言えます。
プラチナ抵抗性再発卵巣がん患者さんに、 どのレジメンを使用するかは、 副作用のプロファイル、 投与スケジュールなどを考慮して、 患者さんと相談しながら、 考えていくのがよいと思います。
最終更新日 : 2024年7月23日
監修医師 : 日本医科大学 武蔵小杉病院 腫瘍内科教授 勝俣 範之先生
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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