医療職の賃上げが課題となる中、 医師は現在の年収に納得しているのでしょうか。 今回は、 出身大学別の平均年収と合わせてご紹介します。
HOKUTO編集部は2024年10月、 医師会員にHOKUTOアプリ上でアンケート。 出身大学別の平均年収に関しては5620人の先生から有効回答を得ました。
平均年収は、 ①あくまで自己申告のものである ②研修医を除いている ③年収200万円以下、 1億円以上を 「外れ値」 として対象外としている ④統計に基づく世論調査ではない―― ことにご留意下さい。 医学部の新設校は平均の給与水準が低めに出るほか、 2023年に1期生が卒業した国際医療福祉大は対象外となっています。
まず、 現在の給与水準に納得しているかどうかについて尋ねたところ、 「納得」 と 「不満」 の割合がほぼ拮抗する結果となりました。
「納得している」 「ある程度納得している」 が計2267人 (41.8%)、 「どちらかといえば納得していない」 「納得していない」 が計2196人 (40.5%)。 「どちらともいえない」 が952人 ( 17.7%) でした。
次に実際の年収を見ると、 全医師の平均は1442.6万円となりました。
大学別では、 最も高かったのが藤田医科大の1696万円で、 山梨大の1687万円、 川崎医科大の1686万円と続きました。
逆に最も平均年収が低かったのは、 2016年に新設された東北医科薬科大 (1033万円) でした。
次回は、 診療科別の年収ランキングをご紹介いたします。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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