第119回医師国家試験が2025年2月8、 9日の両日に実施されます。 今回は医師国試に関する最近のトピックスを取り上げるほか、 前回国試の合格率などを振り返ります。
医師国試にまつわる最近の話題では、 日本ではありませんが、 韓国における合格者数が激減したことが挙げられます。
韓国メディアによると、 韓国の2025年度医師国試は、 合格率が70.4%にとどまり、 95%前後となる例年を大幅に下回ったそうです。 受験者382人中合格者は269人。
特に合格者数は前年 (3045人) の8.8%にまで激減しました。 医科大学の定員増加案に端を発する医療界と政府の対立が激化した影響で、 多くの医学生が休学し、 受験者数自体が減少したためです。 「教育環境が悪化し、 学生の指導が十分でなかった可能性がある」 (韓国メディア) そうです。
では、 日本の医師国試を振り返ります。 前回の合格率は新卒と既卒を合わせて92.4%。 過去10年で最高でした。
大学別にみると、 新卒に限った合格率で100%を達成したのは名古屋大など4大学で、 最も低かったのは85.0%の福岡大でした。
大学別の合格率は以下の表の通りです。 なお、 2024年10月に名称を変更した東京科学大は、 変更前の東京医科歯科大の表記となっています。 ご了承下さい。
前回国試では、 必修問題を除く一般・臨床問題の合格基準点は300点中230点 (76.7%)。 一般・臨床を合算するようになった2018年以降、 正答率は7割前後で推移していますが、 近年は上昇傾向にあります。
今回の合格発表は3月14日午後2時以降にあります。 HOKUTOでは合格率などを速報で配信します。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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