がん医療は短期間に驚くほどに高度専門化し、 これに関わる医師・研究者には、 自らの専門性を高めるとともに、 役割を分担して医療チームの一員として機能するための共通知識の習得が求められています。 また、 がん医療のグローバル化が急速に進み、 国際協調なくして日常医療すら成り立たない時代になりつつあります。 本制度は、 こうした状況に鑑み、 ASCOと協働して、 短期間の訪米中に著明な米国の専門家を紹介し、 継続して助言・指導を受ける機会を提供する、 臨床腫瘍医育成プログラムです。
本プログラムは、 毎年Chicagoで開催されるASCO学術集会に日本から若手フェローを推薦・派遣し、 同学術集会終了後も更に3日~1週間程度、 米国の有名な研究施設・病院をASCOの紹介で訪問し、 先方のシニアにホストしてもらいメンター関係を築くものです。 帰国後もメンター・フェロー関係を続け、 またメンターを本学会学術集会に招待し、 継続的かつ濃厚な関係構築を目指します。
2012年よりASCO/JSCOで協議を開始し、 2015年に、 日米の5大がんを対象領域としてフェロー5名を選出、 はじめて米国へ派遣しました。 2016年には、 泌尿器、 婦人科、 2017年には、 さらに薬理学にも拡大し、 若手研究者を募集しました。 2026年派遣では、 上部消化器、 下部消化器、 肝胆膵、 乳腺、 呼吸器、 泌尿器、 婦人科、 薬理学を専門とする40歳以下の本学会正会員最大6名を派遣しますので、 みなさまふるってご応募ください。
2025年6月25日
日本癌治療学会
国際委員会委員長 河野浩二
【派遣先】ASCO2026 (シカゴ) および米国内研究施設
【期間】2026年5月下旬からの約10日間 (ASCO2026会期 5/29~6/2)
【人数】本学会正会員 最大 6名
【特典】ASCO学術集会登録料免除、 旅費・滞在費・海外旅行保険費等として最大80万円支給。 また本学会学術集会での報告の機会を与えられる。
【対象領域】上部消化器、 下部消化器、 肝胆膵、 乳腺、 呼吸器、 泌尿器、 婦人科、 薬理学
次の5点を申し込み締め切り期日、 【9月16日 午前10:00まで】に下記宛先まで電子メール送信のこと。
【応募先】日本癌治療学会 ASCO/JSCOフェローシップ・プログラム係
【電子メール送付先】office@jsco.or.jp
日本癌治療学会 国際委員会・編集委員会・教育委員会
2025年に本プログラムで米国に派遣されたフェローの報告発表セッションが第63回日本癌治療学会学術集会 (2025年10月16日~18日、 横浜) にて行われます。 ご興味のある方は是非ご参加ください。
>> https://congress.jsco.or.jp/jsco2025/
City of Hope, Cleveland Clinic, Emory University, Icahn Mount Sinai School of Medicine, Karmanos Cancer Center, Levine Cancer Institute, Lombardi Cancer Center, Mayo Clinic, MD Anderson Cancer Center, Morehouse School of Medicine, National Cancer Institute, Northshore, Northwestern University, Oregon Health and Science University, Parkview Cancer Institute, Roswell Park Comprehensive Cancer Center, Sidney Kimmel Comprehensive Cancer Center at Johns Hopkins, Smilow Cancer Center, Tulane University School of Medicine, University of California Davis, UCLA, University of Chicago, University of Colorado, University of Kansas Medical Center, University of Miami, University of North Carolina, Vanderbilt University, Washington University at St. Louis, Wayne State University, Yale University
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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