Kharbandaらは、 大動脈弁狭窄症患者7,635例を対象に、 経カテーテル大動脈弁留置術 (TAVI) 施行時の脳塞栓保護 (CEP) デバイス使用による脳卒中抑制効果を無作為化比較試験BHF PROTECT-TAVIで検証した。 その結果、 TAVI施行後72時間以内または退院前に発生した脳卒中の発生率は、 CEP使用群 (3,795例) が2.1%、 CEPを使用しない対照群 (3,799例) が2.2%であり、 CEP使用による脳卒中発生率低下は認められなかった。 重度脳卒中の発生率はCEP群が1.2%、 対照群が1.4%、 死亡はそれぞれ0.8%、 0.7%であった。 重篤な有害事象は、 それぞれ24件、 13件発生した。
パンデミック期に英国で実施されたため臨床研究活動が影響を受けたこと、 また、 大半が白人であり、 アジア系、 黒人などその他の人種・民族は十分に代表されていない点をlimitationに挙げています。
【NEJM】TAVI後の心不全増悪リスク、ダパグリフロジンで抑制
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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