
Luoらは、 小児SLE (全身性エリテマトーデス) 患者60例を対象に、 B リンパ球刺激因子(BLyS) とAPRIL (増殖誘導リガンド) の2つのサイトカインを阻害する新薬であるtelitacicept+標準療法の併用療法の有効性について、 抗BLyS 抗体ベリムマブと比較する前向きコホート研究を実施した。 その結果、 疾患活動性指標であるLLDAS (Lupus Low Disease Activity State) /DORIS (Definition Of Remission In SLE) 達成率、 ステロイド減量、 免疫学的指標改善において、 telitacicept併用の有効性はベリムマブと同等であることが示された (いずれもp>0.05)。 なお、 telitacicept併用でのLLDAS/DORIS達成率は12ヵ月で65.7%/37.1%であった。
Telitaciceptが小児SLE患者に対して、 既存の生物学的製剤であるベリムマブに匹敵する優れた治療効果をもたらすことを示唆しました。
SLEDAI (SLEの重症度分類)、 SELENA-SLEDAI
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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