2025年8月29~9月1日にスペイン・マドリードで開催された「欧州心臓病学会 (ESC 2025) 」の注目演題ハイライト記事を掲載いたします。
欧州心臓病学会 (ESC) /欧州心臓胸部外科学会(EACTS) による心臓弁膜症の管理ガイドライン2025年版 「2025 ESC/EACTS Guidelines for the management of valvular heart disease」 が、 ESC 2025において発表された*⁾。 2021年版から約4年ぶりの改訂となる最新版では、 より早期かつ個別化された治療が促進される内容となり、 AS、 AR、 MR、 TRを中心に、 実臨床に直結する変更が加えられた。 本稿では主な変更点を紹介する。 (詳細をみる)
左室駆出率 (LVEF) ≧40%で心不全のない心筋梗塞 (MI) 発症後の患者を対象に、 β遮断薬の長期投与の有効性について検証した無作為化比較試験BETAMI-DANBLOCKの結果より、 主要複合心血管イベントの発生リスクが有意に低下した。 ノルウェー・Oslo University HospitalのDan Atar氏が発表した。 本研究はN Engl J Med. 2025年8月30日オンライン版に同時掲載された*)。 (詳細をみる)
直近の増悪がないLVEF≦40%の心不全 (HFrEF) 患者における可溶性グアニル酸シクラーゼ (sGC) 刺激薬ベルイシグアトの有効性および安全性を、 プラセボを対照に検証した第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験VICTORの結果より、 心血管死/初回の心不全入院 (HHF) のリスクは低下しなかったものの、 心血管死および全死亡を有意に抑制した。 仏・the Université de LorraineのFaiez Zannad氏が発表した。 同詳細はLancet. 2025年8月29日オンライン版に同時掲載された*⁾。 (詳細をみる)
コントロール不良または治療抵抗性の高血圧患者において、 選択的アルドステロン合成酵素阻害薬baxdrostatの有効性および安全性を、 プラセボを対照に検証した第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験BaxHTNの結果より、 12週時の座位収縮期血圧 (SBP) が有意に低下した。 英・University College LondonのBryan Williams氏が発表した。 同詳細はN Engl J Med. 2025年8月30日オンライン版に同時掲載された¹⁾。 (詳細をみる)
今後も順次公開予定です!
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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