Kahlmannらは、 肺サルコイドーシス1次治療に用いるメトトレキサートのprednisoneに対する非劣性を検証した。 その結果、 予測努力性肺活量百分率 (%FVC) のベースラインから24週時点までの未調整平均変化量は、 prednisone群が6.75% (95%CI 4.50-8.99)、 メトトレキサート群が6.11% (95%CI 3.72-8.50)、 群間の調整済み差は-1.17%㌽(95%CI -4.27~1.93%㌽) となり、 非劣性が示された。 副作用発現率はほぼ同じであったが、 最も多く発現した副作用は、 prednisoneでは体重増加、 不眠、 食欲増進、 メトトレキサートでは悪心、 倦怠感、 肝機能検査異常であった。
治療群間のクロスオーバーなどの治療スケジュールの不遵守は、 修正intention-to-treat解析において非劣性の方向にバイアスを生じさせた可能性がありますが、 per-protocol解析でもメトトレキサートの非劣性は示されています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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