Linらは、 代謝異常関連脂肪性肝炎 (MASH) におけるSGLT2阻害薬ダパグリフロジンの有効性・安全性を評価する多施設共同無作為化比較試験を実施した。 2型糖尿病の有無を問わないMASH患者154例を対象とした結果、 線維化の悪化を伴わないMASHの改善割合は、 ダパグリフロジン群で53%であり、 プラセボ群の30%に比べ有意に高かった (リスク比1.73、 95%CI 1.16-2.58、 p=0.006)。 また、 線維化の悪化を伴わないMASHの解消、 MASHの悪化を伴わない線維化の改善の割合についても、 ダパグリフロジン群が有意に高かった。
FDAの新しい指針が発表される前に試験が登録・開始されたため、 主要評価項目は 「肝線維化の悪化を伴わないMASHの改善」 であり、 FDAが推奨する項目 (MASHの完全な解消や線維化の改善) とは異なる点がlimitationです。
MASHによる肝硬変に線維芽細胞増殖因子21アナログefruxiferminは有効か?
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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