Sandovalらは､ 米･ロチェスター大学メディカルセンターのデータベースを基に前立腺生検で診断されたGrade Group (GG) 4-5の限局性前立腺癌患者98例を抽出し､ ロボット支援下前立腺全摘術 (RARP) による長期予後を後ろ向きで検討した｡ その結果､ 追跡期間中央値132ヵ月において12例の死亡 (前立腺癌死は0例) が報告されたが､ 癌特異的生存 (CSS) 率は100％であった｡ また､ 全生存 (OS) 率推定値は5年で95％､ 10年で88％､ 15年で86％､ 生化学的無再発生存 (BCR-FS) 率推定値はそれぞれ90％､ 80％､ 78％であった｡

📘原著論文

Long-Term Oncological Outcomes of Robot-Assisted Radical Prostatectomy for Clinically Localized Grade Groups 4 and 5 Prostate Cancers Diagnosed on Prostate Biopsy. Prostate. 2025 Nov;85(15):1432-1439. Epub 2025 Jul 31. PMID: 40745894

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

患者の26.5%がRARP後の放射線治療 (術後補助照射が14.3%､ 救済照射が12.5%) を受けたとのことです｡

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