Wangらは､ 10万1,732例の成人 (平均年齢62.5歳) を平均12.2年間追跡し､ 超加工食品と肺癌リスクの関連性を検証した｡ その結果､ 追跡期間中に合計1,706例で肺癌が確認され､ 超加工食品摂取量が最も多い四分位群では､ 最も少ない群と比較し､ 肺癌全体ではHR 1.41 (95%CI 1.22-1.60)､ 非小細胞肺癌ではHR 1.37 (95%CI 1.20-1.58)､ 小細胞肺癌ではHR 1.44 (95%CI 1.03-2.10) と､ リスクが高かった｡ 

📘原著論文

Association between ultra-processed food consumption and lung cancer risk: a population-based cohort study. Thorax. 2025 Oct 15;80(11):810-818. PMID: 40730472

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

本研究では､ 以下のような超加工食品を対象しています｡

サワークリーム､ クリームチーズ､ アイスクリーム､ フローズンヨーグルト､ 揚げ物､ パン､ クッキー､ ケーキ､ ペイストリー､ 塩味スナック､ 朝食用シリアル､ インスタントラーメン･スープ､ ソース､ マーガリン､ キャンディー､ 清涼飲料水､ 人工甘味料入り果実飲料､ 外食･加工食品としてのハンバーガー､ ホットドッグ､ ピザなど

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