Blumらは、 免疫チェックポイント阻害薬 (ICI) による免疫関連有害事象 (irAE) 発生リスクと腫瘍部位の関連を後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、 肝臓または肺に腫瘍がある場合、 irAEリスクが2倍以上に上昇した (OR 2.31、 95%CI 1.34-3.99、 p=0.002)。 肝臓に腫瘍がある患者ではICI関連肝炎発生率が18%、 ない患者では8%であった (OR 2.23、 95%CI 1.10-4.43、 p=0.02)。 肺に腫瘍がある患者ではICI関連肺炎発生率が10%、 ない患者では4.4%であった (OR 2.45、 95%CI 1.06-6.36、 p=0.047)。
腫瘍沈着とirAEとの関係は、 腫瘍組織型、 irAEの重症度、 肺や肝臓以外の臓器におけるirAE、 腫瘍量などの要因によって影響を受ける可能性があります。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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