Giacoppoらは、 経皮的冠動脈形成術 (PCI) 後に抗血小板薬2剤併用療法 (DAPT) を終了した患者の虚血性イベント2次予防に用いるP2Y₁₂阻害薬単剤療法とアスピリン単剤療法の長期的有効性を無作為化比較試験の参加者1万6,117例の個別データを用いたメタ解析で比較した。 その結果、 約5.5年の追跡期間で、 P2Y₁₂阻害薬単剤療法では、 アスピリン単剤療法と比較して、 主要有害心・脳血管事象 (MACCE) リスクが23%低下した (HR 0.77、 95%CI 0.67-0.89、 p<0.001)。 心筋梗塞と脳卒中の発生リスクについても、 P2Y₁₂阻害薬群の方が低かった。 大出血リスクの増加は認められなかった。
18ページに及ぶ長編論文であり、 limitationも多数記載されているものの、 感度分析や補足的な検討によって、 結果には大きな影響を与えていないことが明記されています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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